パチンコ・パチスロ関連ブースに「異変」? 2018年平成最後の「夏コミ(C94)」レポート!
東京ビッグサイトにて、8月10日~12日の3日間に渡って開催された『コミックマーケット94(夏コミ、C94)』。準備会の公式発表によれば、今回3日間の合計来場者数は53万人とのことです。
今回は来場者が多く待機列が大きく伸びる、入場制限解除が例年よりも遅れる、暑さから体調を崩してしまう方が続出するという、過酷なコミケでした。
それでも一般参加やサークル、コスプレはもちろん、様々なジャンルの企業が出展する「企業ブース」も大盛況でした。
今回の企業ブースにはパチンコ・パチスロ関連から「キュイン萌~る(HEIWA)」、「1000ちゃん(オーイズミ・工画堂スタジオブース内)」、出展ジャンルは違いますが「藤商事」の、合せて3社の出展がありましたので、こちら各ブースの様子をお伝えしていきます。
■キュイン萌~る(HEIWA)
今回はパチンコ・パチスロ関連企業が2つしか参加しておらず、実質的なパチンコ関連での出展はHEIWAのみでした。
HEIWAの参加は久しぶりで、戦国乙女10周年とCR戦国乙女5のリリースに合わせての企画のようです。
頒布物はもちろん戦国乙女がメイン、目玉は「CR戦国乙女5 ~10th Anniversary~ オリジナルサウンドトラック」です。
限定版の方は、サウンドトラックと設定資料集のセットでした。
乙女マスターズ、黄門ちゃま、ドラム麻雀、南国育ち羽根のサウンドトラックもありましたが、それら以外は戦国乙女一色のラインナップです。
今回の注目アイテムのひとつ、漫画「あいまいみー」などで知られる「ちょぼらうにょぽみ」先生の描き下ろしイラストが使われた「萌えカットイン研究所 C94Tシャツ」です。
スタッフさん仕様のTシャツの背面には、歴代戦国乙女たちのシルエットが。
こちら着て行ける場所は極めて限られますが、戦国乙女の人気キャラ「大友ソウリン」のフルグラフィックTシャツです。
HEIWAブースの頒布物や抽選など詳しくはこちら【キュイン萌~る コミックマーケット94ブース情報】
■先着限定の豪華景品が当たる抽選会
今回は「CR戦国乙女5 ~10th Anniversary~ オリジナルサウンドトラック」を購入した、各日先着200名に参加券を配布しており、企業ブース閉会1時間前にブース前に再集合すれば、豪華景品の当たる抽選会に参加できました。
参加賞は「ちょぼらうにょぽみ先生Tシャツのイラストの缶バッジ」、3等は9名に「ちょぼらうにょぽみ先生スタッフTシャツ」、2等は6名「キャラクターサイドパネルシート」です。
そして1位の景品は、3名に「出演声優直筆サイン入りパネル」です。200名の配布、かつ時間までにブースへ戻れない方も多かったようで、実質的な当選率は非常に高い抽選となっておりました。
パネルは足利ヨシテル、大友ソウリン、徳川イエヤスと3種類ありましたが、遠目ではどなたのサインが入っているかまではわかりませんでした。
抽選後は品物の有無に関わらず頒布を終了していました。おそらく次回以降に抽選がある場合は同様の展開になると思われますので、気をつけて下さい。
■秋葉原限定モデルのデモ機展示
実機の試打はありませんでしたが、8月20日より全国導入が開始される「CR戦国乙女5」のデモ機が展示されていました。
展示されていたのは「秋葉原地区限定 ソウリン本体」とのことで、筐体側面に大友ソウリンの大きなパネル絵が入っています。筐体自体は「CR戦国乙女~花~」と同じもののようです。
非情ノ大剣役モノは健在のようで、心なしか前作よりも大きくなっている気がします。
地域によって違いはあるようですが、「CR戦国乙女5」は8月20日から全国順次導入とのことで、今から楽しみなところです。
■1000ちゃん(オーイズミ・工画堂スタジオブース内)
オーイズミは「工画堂スタジオ」ブース内にて、1000ちゃんの新作グッズ(トートバッグ、アクリルキーホルダー3種)の頒布を行っていました。
今回は新作グッズの頒布のみで、イベントなどは特に行われませんでした。
1000ちゃんに関しては、メーカーオリジナルキャラクターとしては異例の、精力的なメディアミックス展開が進められています。詳しくは公式サイトをご覧ください。【1000ちゃん公式ポータルサイト】
■トゥエンティスリーセブン(藤商事)
藤商事は、同社の展開するスマートフォン向けRPG「23/7(トゥエンティスリーセブン)」としての出展でした。パチンコ・パチスロ関係の展示や頒布は一切なく、「23/7(トゥエンティスリーセブン)」関係の催しや物販のみとなっておりました。
ブース自体は「キュイン萌~る」の隣にあったため、パチンコ・パチスロ関連の展示を行う予定があったのかもしれませんが……。
ちなみに、『地獄少女』や『GATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』の描き下ろしグッズは、別ブース「シーズナルプランツ」などにて頒布されておりました。
■まとめ
C94でのパチンコ・パチスロ関連企業の出展は、ここ10年ではじめて上限の3ブースを下回る、実質1ブースしかないという少々寂しい内容でした。
コミケ企業ブースでも、パチンコ・パチスロ業界の規模縮小や盛り下がりを示すような、あまりよくない傾向が現れているのかもしれません。
それでも久々の出展となるHEIWAが大きな催しを開いていたこともあり、次回冬コミではそれを吹き飛ばすような、景気のよいイベント出展に期待したいところです。
次回C95冬コミ、平成最後のコミックマーケットは2018年12月29~31日に開催とのことです。
(文=たけしな 竜美)