2018年平成最後の「冬コミ(C95)」レポート! 恐れていた事態がついに……
東京ビッグサイトにて、12月29日~31日の3日間に渡って開催された「コミックマーケット95(冬コミ、C95)」。コミックマーケット準備会の公式発表によれば、3日間の合計来場者数は約57万人とのことです。
開催中は猛烈な寒波が東京都内を襲っていたため、厳重な防寒対策こそ必要であったものの、天候などにも恵まれた比較的過ごしやすいコミケでした。
日本はもちろん、世界からも参加者を集めるコミケです。今回も一般参加やサークル、コスプレはもちろん、様々なジャンルの企業が出展する「企業ブース」も大盛況でした。
ですが平成最後のコミケの企業ブースでは、パチンコ・パチスロユーザーや関係者としては大事と言える、ちょっとした異変が起きていました。
■パチンコ・パチスロ関連ブース出展はゼロ!
2017年冬コミにおけるNETの引退宣言、前回夏コミにおけるHEIWAのみの出展など、企業ブース出展企業の減少は予感こそできました。ですが今回のコミケにおいては、まさかの10年以上ぶりとなる「パチンコ・パチスロ系の出展がゼロ」という事態となってしまいました。
デモ機の展示や委託による参加も考慮して、各ブースをくまなく探してはみたものの、関連するものは見つけられませんでした。よってC95冬コミに関しては、完全に「パチンコ・パチスロに直接関係するものの出展は一切なし」のようです。
3ブースの枠を各メーカーが競って取り合っていた、という数年前までの盛況ぶりと比較するまでもなく、現状の業界の様相を反映しているのかもしれません。
真偽のほどは不明ですが、「出展に意欲のあるメーカーすべてがちょうどネタ切れ状態。時期的に宣伝するものも出すべきものもなかったため、今回の出展ゼロが発生した」という話も耳にしています。
関連する情報としては、ツインエンジェル公式Twitter(@TA_Official)から「出展したいのはやまやまだが、ユニバカ・サミフェスでネタを使い果たしてしまった(要約)」との発信もありました。
■遊技機化したタイトルは根強い
遊技機化したアニメ版権タイトルのほとんどは、多少昔のものながら根強いファン層が存在しています。今回はパチンコ・パチスロ関連企業の出展こそありませんでしたが、版権タイトル関係には元気がありました。
今回は直接のパチンコ・パチスロ関係のものではありませんが、間接的に関係している、またはGJ的な繋がりの見られる、企業ブースの様子をご紹介していきます。