「レジェンド」が語るパチスロの歴史〜オリンピアマシン編〜【アニマルかつみの回胴青春時代Vol. 04】
なんせ、19世紀末に発明された当初の機構と仕様を流用し、そこにストップボタンを付けただけの単純なマシンである。ゲーム性も単調だったし、そもそも「ボタンで役を狙える」といっても、とてもじゃないが常人にできるものではなかったから、次第に飽きられてしまったのである。
日本に、本当の意味でのスロットマシン文化が花開くのには、まだ少しの時間を要した。次回は、近代パチスロの礎となった、ある1台のマシンについて綴るとしよう。
※撮影協力:スロテック(株)
(文=アニマルかつみ)