遊技機向けライセンス事業など展開の「Nuts 破産手続き」開始…負債総額「約5億円」
新型コロナウイルス感染症の収束が見えない中、最大限の予防を施しながらの経済活動が再開している。9月の4連休中は各所で客足が戻りつつあり、徐々に景気が回復しそうにも思えるが、専門家には「コロナ禍を実感するのは秋以降」と指摘する者も少なくない。
10月から11月にかけての中間決算で「赤字」を発表する企業が続出。冬のボーナス停止や減額、新卒採用中止、希望退職者募集などが始まると予想されているのである。
そんな状況下の9月16日、株式会社Nuts(東京都港区、代表取締役社長:中村健司)が東京地裁より破産手続き開始決定を受けたことを発表。負債総額は約5億1000万円で、今年における上場企業の倒産はアパレル企業・株式会社レナウンに続いて2社目となる。
同社は1977年、三高産業株式会社として設立。ビデオソフトとレコードレンタル事業やゲームソフト販売店「トップボーイ」を手掛け、家庭用ゲームソフトやゲーム機器の販売も開始した。
1998年、商号を株式会社トップボーイに変更すると、1999年に店頭公開(現ジャスダック)。2003年には商号を株式会社コモンウェルス・エンターテインメントに、2016年には株式会社Nutsに再変更した。
パチンコ・パチスロファンにとってはあまり馴染みのない会社と感じるかもしれないが、同社はコンテンツ事業として遊技機におけるタレント・アーティスト・アニメなどを使った様々な商品の企画・製造・販売及び版権管理や契約仲介業務などを展開。アミューズメント事業として遊技機のアミューズメント施設用メダルゲーム機への転用なども行っていた。
だが、これら事業は頭打ちとなり、2016年3月期以降は4期連続で最終赤字を計上。2017年からは医療関連事業に参入して医療施設向けの運営コンサルティングにも注力したが、業績回復には至らなかった。
こうした中、2020年2月に証券取引等監視委員会が金融商品取引法違反(偽計)の嫌疑で強制捜査に入り、同年4月には監査法人による財務諸表監査の過程で、帳簿上「8億円」あるはずの現金が「50万円」しかない事実が発覚。これにより、監査法人との監査契約が解除された。
同年8月に別監査法人を選任。期限の9月までに2020年3月期の有価証券報告書を提出した上で定時株主総会を開催、再建を図る予定だったが、資金不足により監査報酬の支払いができなかったために監査契約の解除通知を受けた。
これにより、有価証券報告書が提出できず、上場維持と事業継続の見通しも立たないことから同社取締役が東京地方裁判所へ破産を申告。今回の措置となった。
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