パチスロ「パネルを押して無理矢理7を揃える」と…!? ~2号機名機伝説「ムサシ」編~【アニマルかつみの回胴青春時代Vol.30】
ところが本作では、フラグ成否よりもハード的な絵柄の入賞を優先していた。それが命取りとなったのである。パネルとリールユニットの間隔が非常に狭く作られていたのも、大きな要因のひとつだ。
対策は、これまた簡単。パネルを押されても触れないところまで、リールユニットを奥へズラすだけである。
冒頭で触れた下北沢の店の台も、「やれるものなら、やってみな!!」と言わんばかりにリールが奥に引っ込んでいて、それが実に滑稽で面白かった。
その後、特定の手順を踏むことで故意にホッパーを誤動作させてメダルをジャジャ漏れ状態にするゴト行為などが発覚して話題を呼んだ、というか問題になった。
心機一転、独自開発の記念すべき一発目で、まさかの不具合炸裂。高砂電器との提携解消がアダになったというか、なんと言うか…いずれにしろ、気の毒な話である。
(文=アニマルかつみ)