Aタイプの活躍に迫る! 「ハナビ」「クランキー」などヒット作を量産の「アクロス」今後に熱視線!!
規制強化に伴い、さまざまな動きが見られるスロット業界。メーカー側も「スロット遊戯者の減少」を食い止めるために力を尽くしており、好稼働を誇っている台もある。しかし苦戦を強いられていることは間違いなく、全体的に見れば「射幸性の低下した新基準機に対する需要は低い」といった印象だ。
そのような状況下で「Aタイプ」は、安定した稼働を誇っていたといえるだろう。「Aタイプ」とはボーナスで出玉を増やす台であるが、その代表作と聞いて現在も続くロングシリーズ『ジャグラー』を思い浮かべる方は多いのではないか。
「ペカればボーナス確定」というシンプルさが特徴である本シリーズは、時代を超えてファンを増やし続けてきた。老若男女に愛されてきた『ジャグラー』を設置していない店は皆無といっても大袈裟ではない。「Aタイプで長期稼働を見込める台はジャグラーのみ」とさえ表現される存在である。
しかし「そんな常識」を覆したのがヒット作を量産している『アクロス』。『B-MAX』・『サンダーV』などファンに支持されている作品は多いが、その中でも注目すべきは導入から1年以上経った今でも、ホールのメイン機種の1つになっている『ハナビ』だ。
BIG後にRTを搭載してはいるが「BIG純増311枚・REG純増104枚」と標準的なAタイプ。スペックに大きな特徴はないが、総数2800以上の多彩なリーチ目や適度な技術介入要素・設定推測要素の豊富さを併せ持っている。
その点が人気の理由ではあるが、「技術介入をしっかり行えば設定1でも機械割が100%を超える=負けづらく遊べる機種」という要素も大きいだろう。「ジャグラーにはない側面を持っているから」だとも捉えられる。
「設定1でも五分五分」といえるため台を吟味する必要もない。持ちコインが余った時・短期勝負をしたい時などに「気楽」に座れてしまう『ハナビ』は、ホールにおける「癒し」としての役割を果たしているともいえるだろう。
他にも同メーカーがリリースした『クランキーセレブレーション』も長期稼働が期待されている1台。「ボーナスの当たり易さ」・「BIG偏向型」という要素の共存を可能にした本機が、今後のスロット業界へ影響を与える可能性は極めて高いのではないか。
もちろん『アクロス』だけではなく、他のメーカーも「多くの人間に受け入れる新基準機」を開発すべく努力を怠っていない。しかし『アクロス』の動向は非常に興味深いものがある。サプライズを起こしてくれる事を個人的には期待したいと思う。