パチスロ「積極的に採用」して欲しい要素!「ストレス軽減」に効果も!?【濱マモルの のほほんコラムVol.84~ヘビメタがもたらす効果~】
酒をダラダラと飲みながらスマホをいじっていると、非常に興味深いニュースが飛び込んできた。ヘビメタを聴くことは血圧を下げ、ストレスの軽減に役立つというのだ。
ヘビーメタル、略してヘビメタ。マニアの間では、ヘビーではなくヘヴィだとの論争もある中、ここはあえて親しみを込めてヘビメタとするが、トルコ・イスタンブールの美容整形外科が18歳から65歳までの1,540人を対象に精神的ストレステストを実施した際、参加者にいろいろなジャンルの音楽を聴いてもらって生理的反応を測定したところ、最も血圧を下げてストレスの軽減に成功したのは「80年代のポップス」で、次に効果があったのがヘビメタだったという。
ヘビメタを聴いた参加者のうち、89%は血圧を下げ、18%は心拍数を下げたとのこと。この結果について医師は、「怒っている音楽は自分の感情を処理するのに役立ち、結果的に幸福をもたらす」と分析し、「医学的には非常に理にかなっている」としたそうだ。
日本ヘビメタ界の第一人者である、音楽評論家の伊藤政則。氏の容姿が数十年変わらないことから「ヘビメタは不老不死の薬」とまことしやかにささやかれた時期があったが、まさかストレス軽減の効果があるとは知らず、その意外な研究結果に酒が進んでしまった次第だ。
中学校時代、筋肉少女帯を知ったことでヘビメタの扉を開けたアタシは、いまだ愛好家である。医師のいう「怒っている音楽」という表現はさておき、基本的には重厚且つ攻撃的なサウンド。スピードメタル、スラッシュメタル、デスメタル、ゴシックメタルなど、そのスタイルは多種多様であり、掘り下げれば掘り下げるほどに奥深い。
子供たちと接する時間が増えると共に音楽を聴く時間は減ったものの、突然、恋しくなることが多々あり、先日も部屋でシンフォニックメタルの雄・Rhapsody(後にRhapsody Of Fireへ改名)を流しながら作業をしていたところ、ドアを開けた娘がしばらく黙った後に「すごい音楽だね」とポツリ。7歳になる娘のストレスを軽減させたか否かは不明だが、アタシ自身、作業がサクサクと進んだことは事実である。
思えば4号機中期以降、好んで打ったパチスロでは、ヘビメタ的なサウンドが流れるものが少なくなかった。『ファウスト』や『メフィスト』のクラシカルな旋律にはシビれたし、『ギガゾーン』でのAT「スーパーギガゾーン」中の疾走感溢れるBGMは、今も史上最強と信じてやまない。
5号機時代を振り返っても、勝手に七匠の最高傑作と評する『PACHISLOT NINJA GAIDEN』では、開発者の好みか、先述のバンド・Rhapsodyに加えてDragonForceの楽曲まで楽しめる豪華さ。
『パチスロ バーストエンジェル』でSHOW-YAが流れれば無条件でアガるし、『ハナハナホウオウ』に関してはGargoyleの「HANA!-chika-HANA!」を聴きたいがために打ち乱れているといっても過言ではない。
ひとつのマシンにハマるきっかけは様々であり、サウンドから興味を示すファンもいるハズ。ヘビメタはポピュラーな音楽ではないものの、ストレス軽減に効果があることが証明されたのだから、今後は、もっと積極的に採用してもよいのではないだろうか。少なくとも、アタシは打ちますよ。
(文=濱マモル)