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パチスロ『ひぐらし祭2』が堅調に推移。オーイズミが2021年3月期第3四半期決算公表

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 貨幣処理機やアミューズメント機器、パチスロ機の製造開発や販売事業などを展開する総合メーカーのオーイズミ(東証1部:6428)は2月12日、2021年3月期第3四半期決算を公表した。

 これによると売上高95億4,300万円、営業利益10億2,700万円、経常利益11億8,000万円、純利益7億7,600万円で、それぞれ前年同期比で5.5%増、12.4%減、6.3%増、20.2%増となった。

 当期間中の日本経済は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、企業収益は大幅な減少が継続。徐々に社会経済活動を戻す中、各種政策の効果で生産や個人消費に持ち直しの動きがあったものの、12月以降に感染急拡大が見られるなど不安定な状況が続き、経営環境は依然として予断を許さない状況で推移した。

 同社はこのような状況下、機器事業では周辺設備機器部門において「樹脂研磨式メダル自動補給システム」や「多機能IC玉・メダル貸機」の拡販に注力したものの、設備投資スタンスが抑制的であることから厳しい結果に。

 一方、遊技機部門においては12月に市場投入した『パチスロひぐらしのなく頃に祭2』が高評価を得ると共に受注台数も堅調に推移し、当初の想定販売台数を上回ったことで業績に大きく貢献した。

 これにより、機器事業は売上高56億1,600万円で、セグメント利益は7億800万円。それぞれ前年同期比で19.8%減、33.6%減となった。

 不動産事業と電気事業は安定的な収益を確保。コンテンツ事業は連結子会社「株式会社オーイズミ・アミュージオ」「株式会社レッド・エンタテインメント」がパッケージゲーム、オンラインアミューズメイト、アニメキャラクターの企画制作などを行った。

 食品事業は「株式会社下仁田物産」が運営する農作加工品製造・販売事業を業績数値に含め、主に蒟蒻類、蒟蒻ゼリーの製造・販売を行った。

 新型コロナウイルス感染拡大により業績への影響を合理的に算定することが困難であるため未定としてしていた連結業績予想については、現時点で入手可能な情報や予測等に基づき、予想を算定して公表。売上高124億円、営業利益12億8,000万円、経常利益14億3,000万円、純利益9億円とした。

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