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パチスロ「テンパイ音演出」の元祖! 甘い仕様で強力な「攻略法」が発覚【名機列伝~センチュリー21編~】

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 2号機時代の幕開けである1988年、ユニバーサル系の瑞穂製作所は2号機第一弾『ファイアーバードEX』をリリースした。

 その名の通り、当機はロングヒットを記録した1.5号機『ファイアーバード7U』の後継機にあたり、シングルボーナスや集中役は非搭載のオーソドックスなタイプ。BR比率は1対2ながらもビッグ自体の確率も高められており、2号機の中でもトップクラスの連チャン率を誇った。

 ただ、当機はユニバーサル販売の2号機第一弾『アメリカーナX-2』と同じく、「ビッグ終了後、90秒経過しないとリセットできない」といった欠点が存在。これがホールやプレイヤーの不評を買い、そこまでヒットすることはなかった。

 その翌年、同社は2号機第二弾『センチュリー21』を発売。前作とはガラリと変わった巨大な7絵柄、「7・7・ピエロ」揃いでREGという斬新な役構成が大きな特徴で、オールドファンならばお馴染み、ユニバーサル系マシンの代名詞ともいえた「テンパイ音演出」の元祖でもある。

 出玉面に関しても非常に画期的で、ビッグ確率315.1分の1~215.6分の1、REG確率341.3分の1~199.8分の1の確率方式ながらも、乱数生成方式による「特定ゲーム数での確率アップ」を実現。加えて、「天井」も存在した。

 乱数生成方式は、その過程に巧妙なトリックがあり、前ビッグ終了から529G以降はハマリ救済措置として33Gごとにボーナス確率が変動する仕組み。最低でもビッグ確率256分の1以上(設定1)までアップし、628G~660Gor892G~924Gはビッグ確率128分の1、760G~792Gはビッグ確率64分の1まで跳ね上がる。

 また、529Gからの16周期目にあたる1024G消化で天井に到達。2枚or3枚掛けでレバーを叩けば、無条件でビッグが成立する。

 このように本機は非常に甘い仕様である上、先述の通りボーナス絵柄の視認性が高く、リーチ目も上下段以外の7テンパイは鉄板と分かりやすい。それ故、ライトユーザーを中心に支持を得たわけだが、1991年秋には「21世紀世界撲滅打法」なる攻略法が発覚。一躍、プロたちからも注目を集めるようになった。

 ちなみに、この21世紀世界撲滅打法とは、BETボタンを押しながらコインを1枚投入→枠内に7を狙ってテンパイさせる→コインを2枚追加する→7をテンパイライン上にビタ押しする…といった手順。成功すればビッグがスタートするため、その破壊力は相当なものであった。 

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