パチスロ新台『まどか☆マギカ』にも影響!?「ネガティブな意見」も存在するシステムを「採用する理由」とは
現在、パチスロ6号機はかつてないほどの盛り上がりを見せている印象。現行機種はゲーム性の優れた機種も多く、「万枚」も視野に入るマシンも続々と登場している。
その中で『パチスロ鉄拳4デビルVer.』の「1万6000枚」報告や『パチスロ東京レイヴンズ』の「1万3000枚」報告など世のパチスロユーザーを驚かせるニュースも飛び出した。
8月2日には期待の新台も登場。特に『コードギアス 反逆のルルーシュ3』と『SLOT劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語/[後編]永遠の物語』の2機種は人気シリーズ最新作ということでファンから熱視線が送られているが…。
インターネット上では『SLOT劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語/[後編]永遠の物語』に対し不安視する声もチラホラ浮上しているようだ。その多くに「差枚数管理AT」というキーワードが見受けられる。
確かに以前より「差枚数管理」に不満を持つユーザーは少なくない。理由としては「10枚上乗せとかショボい」「高純増だとすぐに終わる」などの声が目立つ。
このような声は2018年の6号機誕生から既に一部で囁かれていたが、差枚数管理型のマシンがホールに登場する度に大きくなっていった印象である。
パチスロメーカーは多くの場合、こういったユーザーの声をリサーチした上で機種の製作を行う。「差枚数管理」の不人気を存ぜぬはずかない。
それでも何故「差枚数管理」のマシンが造られ続けているのだろうか。
それにはいくつか理由が考えられるが、総じて「6号機基準との相性の良さ」が抜群なのだ。
例えば多くの6号機はATで一定枚数(2000枚など)の獲得が濃厚になれば「2400枚完走させる」プログラムが発動する。これが差枚数管理であれば判定が容易であるし、規定枚数まで届けば上乗せなしで数百枚手に入る「お得感」も演出できるのだ。
これがゲーム数管理であった場合は「純増×ゲーム数」で判定するプログラムを搭載する必要があり、ベルのヒキなどで純増が上下してしまった場合も、もちろん想定してプログラムを書かなければならない。
さらに「残り200G」など大量ゲーム数が残った状態で”完走プログラム”が発動した場合は残りゲームが実質無効となるためユーザーに不満感が芽生えるだろう。
差枚数管理のマシンをゲーム数管理に変更しても「ATの性能」は変わらない点はご留意頂きたい所だ。
パチスロの設計は「出玉率」が前提となるため、ATの形式を変更しても性能が大きく変わることはない。純増5枚であれば「10枚上乗せ」が「2G上乗せ」になるだけだ。
「差枚数管理」の是非を如何に受け取るかは各ユーザーに委ねられているが、どのような形式でも楽しんでプレイできるマシンを期待したい。
(文=大松)
<著者プロフィール>
4号機『大花火』でホールデビューし、『パチスロ北斗の拳』でドハマリ。6号機は『パチスロ モンスターハンター:ワールド™』がお気に入り。G&Eビジネススクール卒業後、プログラマーや事務職を経験。現在はライティング業務に従事する傍ら「パチスロガチ勢」として活動中。パチMAXでは主にハイエナ実戦記事や動画レビュー記事を担当。常に攻略情報に注目しており、「6号機でも勝てる」を心情に有益な情報を紹介中。
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