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パチスロ機を「完全自作」!? “スロット愛”に溢れる話題のYouTuberを密着取材!

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パチスロ機を「完全自作」!? スロット愛に溢れる話題のYouTuberを密着取材!の画像1

 いやはや、世の中には色んな人がいるが、今回は“パチスロ愛”にあふれる人物を発見したので取材を試みてみた。

 

パチスロ機を「完全自作」!? “スロット愛”に溢れる話題のYouTuberを密着取材!の画像1

 まずこの写真をご覧いただきたい。そこには4号機『鬼武者3』、5号機『麻雀物語2』、6号機『頭文字D』が並んでいるのだが何か違和感がないだろうか。

 そう、筐体が同じなのである。

 実はこれ、実機ではなく“完全自作”したパチスロ筐体であり、そこにはオンラインゲームである『サミー777TOWN』の画面が映し出されているのだが、パッと見ではパチスロ実機にしか見えないだろう。

 自作したのは『鳳凰院凶太』という方で、サミー777TOWNではキーボードでしか操作できないことに不満を感じ、より一層楽しむためにパチスロ筐体を自作したというのだ。なんとも素晴らしいアイディアと実行力ではないか。

 パチスロの操作性を再現したいだけなら、市販されているパチスロ型のコントローラーもあるのだが、それだとリール部分や液晶部分とコントローラーは別々の状態になる。それよりもさらにリアルな実機に近づけ、満足度を高めたいという思いから、この筐体の自作に至ったのだろうが、そこにはもうパチスロ愛しか感じられない。

 しかも適当なものではなく、図面から書き起こしたというから本格的にも程がある。その枚数は何と24枚というからもはや素人仕事の域ではないし、部材にもそれなりにお金がかかっている。

パチスロ機を「完全自作」!? “スロット愛”に溢れる話題のYouTuberを密着取材!の画像1

 では、その一部をご紹介しよう。

 土台となる筐体部にはパイン集成材15mmを8000円で、モニターは31.5インチ液晶フルHDスペックを19800円で購入し、操作部分の要となるレバーやストップボタンにはゲーム筐体に使われているものを流用し、それは約5000円で購入したそう。

 他にもスピーカー、テンキー、HDMI端子、USB端子、ミニプラグ、電源タップ、取っ手、ジョイントプレート、水性ウレタンニス等々まだまだある。

 これらの部材をコツコツと組み立てていき、完成までには約2ヶ月を費やしたそうだ。その完成度はぜひ『鳳凰院凶太』さんのYouTubeでご確認して頂きたいのだが、パチスロ実機をプレイしているのと何ら変わりはなく、動作も非常にスムーズだ。

 当然、サミー777TOWNで配信されている機種は全てプレイ可能なので、この筐体ひとつで約270種類のパチスロがプレイ可能ということになる。

 ゲーセンに行けば昔の古いゲームが何タイトルも収録されており、ボタンひとつで切り替えてプレイ可能なゲーム筐体があるが、それをイメージすれば分かりやすいだろうか。

 いや~しかし本当に素晴らしい! 我が家にも1台欲しいくらいだ。実際に製品化されてもおかしくないくらいだし普通に売れそうな気もする。

 今後の管理遊技機などもこういった形になればかなりの低コスト化が実現されるかもしれないし、実に興味深いところでもあるが、何にせよこの情熱には敬意を表したい。


動画リンク
↓ ↓

【約270台遊べる!!】パチスロ筐体自作してみた – YouTube

(文=オーハナB)
<著者プロフィール>
元ホール店員、店長経験者。パチンコ店の裏側で起きた出来事や、人間関係を題材にしたコラムを担当している。過去に話題になった業界ネタなど、時代背景を感じる記事も作成中。自身の思い入れのあるシリーズの動向にも熱い視線を注ぐ。

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