パチスロ5号機『いみそ～れ2ピュアエディション25』

　1年ほど前に業界をザワつかせたオズの『OZ-1』というマシンに聞き覚えはありますか？

　極々僅かなホールに設置されるや万枚報告が多発、中には2万枚報告まであり、怪しいだのノーマルではないだのと噂になったあのマシンです。

　オズは沖縄を拠点とする新規参入メーカーですがその後は音沙汰ありませんね。OZ-1の設置店も50店舗弱で、中古の方もそれほど動きがないようですが…。

　このOZ-1に見た目のよく似たマシンが4、5号機時代にもありましたね。
そのひとつがエマの5号機『いみそ～れ2ピュアエディション25』（2008年）です。

　ドットのハイビスカスが咲けばボーナス成立という完全告知のノーマルタイプで正直これといった特徴もなかったのですが敢えて言うならばそのド派手なビジュアルでしょうか。

　当時の設置店も非常に少なく100店舗もなかったと記憶しております。たまたま近所に設置店があったのでヒマな時に1、2時間遊ぶことが多かったですね。

　とにかくあの巨大でド派手な3連ハイビスカスのBIG絵柄を揃えたい！

　ただただそんな一心で打っていましたが、とにかく揃えた時は非常に快感なマシンでしたね。

　1999年に参入したエマは苦戦を強いられていた印象でしたが、5年後の2004年に《エマここにあり！》と言わんばかりに、その名を知らしめた2つのマシンが登場します。

『めんそーれ30』と『イミソーレ30』。

　兄弟機でこちらも完全告知ですが4号機時代のマシンでバリバリの連チャンを決めてくれるストック機でした。

　特に最上位の天国モードにあたる『スーパークラッシュモード』は超強烈。当然ながら突入率は激低ですがその継続率は92％超、32G以内でバシバシと連チャンします。　

　5号機『沖ドキ』の超ドキドキを彷彿させますが破壊力が違います。何せBIG、REGの獲得枚数が沖ドキの倍近くある訳ですから。そのスーパーの1段階下の『クラッシュモード』でも充分強力なんですけどね。

　あと『イミソーレ30』はパネルの豊富さも話題となりました。初期パネルのゴールデンビスカスver.に始まり、レッドオーシャンver.、チョコバットver.、シーサーver.、琉球水軍ver.、プレミアムビスカスver.、ビッグビスカスver.などなど。

　結局は5号機時代にこの『いみそ～れ2ピュアエディション25』他、シリーズ化していた『ペガサス』系機種など数機種をリリースしますが、2017年の『イミソーレXX』を最後に･･･。と思いきや!?

　実は2018年から台湾向けにパチスロ機を販売されているようで、しかもその最初の機種もこの『イミソーレ』のシリーズなのだそうです。

　という訳でエマが活動再開をしたというのは嬉しい情報ですね。もしかしたら再度国内でのパチスロ機リリースもあるのかも知れませんしね。少なからず私自身はその日を楽しみに待っていたいと思います。

（文＝電撃しらっち）
<著者プロフィール>
業界歴30年。遊技機販売業など様々な業種を経験し、現在はライターとしての活動にも力を入れている。レトロパチンコ・パチスロの実戦記事や、業界関係者への取材記事も担当。羽根モノや一発台を特集するなど、オールドファンにも響く内容も積極的に作成している。

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