パチスロ「ビタ押しマシン」でお馴染みの人気メーカーが大幅増収増益。セカンドブランド戦略でさらなるシェア拡大へ
これぞ沖スロ。混じりっけなしの純性Aタイプ『来雷エイサー30』のプロモーションムービーを公開中のオーイズミ(東証一部:6428)は11月11日、2022年3月期第2四半期決算を公表した。
これによると、売上高は前年同期比28.9%増の57億7,700万円、経常利益は6億6,600万円、純利益は4億2,100万円。前年同期の売上高は44億8,100万円、経常利益は3億9,800万円、純利益は2億7,600万円だった。
当期間中における日本経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化。10月には緊急事態宣言が解除され、経済活動や個人消費の復調が期待されるが、先行きは依然として不透明な状況が続いている。
パチスロ機については、2022年1月末の旧規則機撤去期限に向けて新規則機への入替を進めているものの、遊技場のスタンスは厳しい経営環境の長期化もあり、入替機種の選択やタイミングなど慎重な姿勢が継続。入替の進捗は低迷傾向にある。
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かかる状況下、機器事業は遊技場の設備投資スタンスが抑制的であることから、周辺機器部門は厳しいものに。遊技機部門においては前連結会計年度に市場投入した、5号機時代に人気を博したビタ押しマシンの続編『パチスロひぐらしのなく頃に祭2』の高評価を受けての再々販、ストックからプレミアムへと昇格するNEXTフェーズAT『パチスロ東京レイヴンズ』、人気サウンドノベルゲームをモチーフとした新世代難易度選択システム第2弾『パチスロかまいたちの夜』の受注活動を開始し、販売台数の確保に努めた。
この結果、売上高は前年同期比82.8%増の32億6,800万円、セグメント利益は2億5,000万円(前年同期は3,500万円の損失)となった。
不動産事業の売上高は前年同期比5.6%増の4億1,300万円、セグメント利益は2億700万円、電気事業の売上高は同2.5%減の5億4,100万円、セグメント利益は2億8,300万円、コンテンツ事業の売上高は同35.4%減の2億7,400万円、セグメント利益1,900万円、食品事業の売上高は同2.9%減の12億3,800万円、セグメント利益は1億1,400万円だった。
今後のパチスロ機については、市場動向を的確に捉えてマーケットニーズに対応すべく、製品の企画・開発を進め、競争力のある製品の投入に努めるとのこと。型式試験の適合取得が想定よりも低調ではあるものの、良質なIP取得と独創的なゲーム性の製品開発を進めると共に、製品開発の効率化、販売台数の確保に向けて、2021年5月に立ち上げたセカンドブランド戦略により、さらなるシェア拡大に取り組むとしている。
なお、通期での連結売上高は109億2,000万円、経常利益は7億5,000万円、純利益は4億8,000万円となる見込みだ。
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