「慣れるまで混乱する」スマスロ導入がもたらす危険性とは? パチンコ有識者たちが最新情報を紹介
有識者たちが「スマスロ」の最新情報を紹介
次世代遊技機「スマートパチスロ(スマスロ)」の導入まで1ヵ月あまり。既に実機に触れた業界関係者も多いようで、業界ジャーナリスト・POKKA吉田氏の友人も、オリンピアの『Lバキ 強くなりたくば喰らえ!!』、SANKYOの『パチスロ革命機ヴァルヴレイヴ』、パオン・ディーピーの『L HEY!エリートサラリーマン鏡』…の3機種を視察したそうだ。
人気ライターで映像制作会社の社長でもあるヒロシ・ヤング氏が主宰するYouTube「ヤングちゃん、寝る」内の動画「導入目前!スマスロ最新情報!!『パチ裏ワイドショー』」では、その友人から情報を入手したPOKKA氏がゲスト出演。文字通り、気になるスマスロの最新情報を紹介している。
導入直後はトラブル多発の可能性も?
これによると、まずハード面については、どうやらメダルに代わって遊技で獲得した数字のデータをユニットに送信される際の音が小さく、実際のホールでは「聞こえにくいかもしれない」とのこと。離席時には必ずカードを確認、或いは抜くなどの注意喚起を徹底しないと、「慣れるまで混乱する」危険性があるそうだ。
過去、パチンコのCR機移行時代も同様のトラブルが多発したそうで、POKKA氏は「ユニットのところに説明書きを貼る」などの対応策を提案。また、「下皿の跡地が財布等の置き場になっている」点についても、「置き引きに注意する必要がある」とした。
「回線工事などの業者の手配」「サーバーの容量不足」なども懸念
一方、出玉性能についてはヤング氏曰く、『パチスロ革命機ヴァルヴレイヴ』と『Lバキ 強くなりたくば喰らえ!!』は「かなり一撃性がある」模様。『L HEY!エリートサラリーマン鏡』については「1000枚出たら、そこで有利区間が切れる」との噂だそうで、「一番、楽しみながら打てる印象」とした。
「6.5号機でできることは、スマスロでは全部できる」。POKKA氏がこう説明するスマスロは、山佐ネクストの『スマスロ リノヘブン』を含めて合計約7万台が導入される予定。対して、来年3月までに供給される専用ユニットは10万台以上、15万台未満の範囲とされていたが、あまりの需要の多さから、さらに増えることが予想されるという。
ただ、その後の遊技機の適合や生産が追い付かなければ意味がないわけで、同時にPOKKA氏は「最近のパチ・スロ業界は半導体などの部材不足で事前契約の台数より少なくなったり、納品が延期されたりする」といった事態が「当たり前のように起きている」ことを危惧。導入したらしたで、「回線工事などの業者の手配」「サーバーの容量不足」なども懸念されるとした。
とはいえ、ここはやはり業界関係者の誰もが注目するスマスロだけに、導入初日は「大変なことになりそう」とPOKKA氏らは予想。ヤング氏も当動画内での実戦を企画し、遅刻癖がありながらも「抽選命やで」とも続けて「アンタが言うな」とスタッフに突っ込まれる場面もあった。
(文=編集部.)