パチスロ新台の“食える台”を探し出したいが…【濱マモルののほほんコラムVol.169~自らの手で攻略~】
濱マモルののほほんコラムVol.169~自らの手で攻略~
日本で唯一とされる自然科学の総合研究所「理化学研究所」は9月、科学的根拠に基づく赤ちゃんの泣き止みと寝かしつけのヒントを発見したという。なにかのワイドショーで紹介されていた。
これによると、脳神経科学研究センター親和性社会行動研究チームのリーダーは、親が赤ちゃんを抱っこして歩くと、泣きの量が減り、おとなしくなる現象を発見。これを「輸送反応」と呼ぶそうで、この輸送反応は人間の赤ちゃんのみならず、マウスやネコ、ライオンといったほかの哺乳動物でも見られるという。
野生動物の親は、外敵が迫っているなどの危険な状況で子供を運ぶことが多いことから、子も暴れたり騒いだりせず、親が運びやすいように協力しているのだと考えられるそうだ。
ただ、当時の研究では20秒間ほどの短時間輸送の効果しか調べていなかったそうで、今回は、より長い輸送や異なる方法での輸送も調査。その結果、赤ちゃんが泣いている時に母親が抱っこして5分間連続で歩くと、泣きやむだけでなく、約半数の赤ちゃんが寝ついたという。加えて、眠り始めてから座って5~8分間待った後にベッドや布団に置くことで、赤ちゃんが起きにくくなることも分かったそうだ。
なるほど…などとは正直、1ミリも思わなかった。何故なら、少しでも子育ての経験がある方ならば、それは自らの実体験で確認済み。とりわけ、寝たと思ってベッドに置いた際、センサーでも付いているのかと疑うレベルで泣き始める我が子への対応策は、あれこれと試行錯誤したものである。
まぁこの情報は、これから子育てをする方々への発信なのだろうが、一方で、「やっぱり、やり方は間違っていなかったんだな」との気持ちにはなった。それは、さしずめ導入直後から実践していた立ち回りの答え合わせのようなもの。
パチスロ打ちたちにインターネットがそこまで普及していない4号機初期や中期の頃、細かく挙動をチェックして導き出した裏モノの仕組みが正解だと知った時は、祝杯をあげるほど嬉しかったことを思い出す。
赤坂テンパイ君は自分の経験から立ち回り術を編み出してるが…
翻って、昨今は初打ちの時点でそこそこの情報がある。それは非常にありがたいことでもあるが、与えられることに慣れ過ぎてしまっているのも事実。設定推測要素が揃ってないから打てない、モード移行のシステムが不明だから怖い、天井の詳細が分からないから追えない…などなど、自分を含めて、すっかり消極的な立ち回りになり過ぎているような気がするのである。
たとえば、パチスロ必勝ガイドの後輩である赤坂テンパイ君は、今でも自分の経験から立ち回り術を編み出している。一応、これでもパチスロライターだもの。アタシも赤ちゃんの寝かしつけを攻略したように、再び、自らの手で新台の中で食える台を探し出したい。
そう意気込んでホールへ向かおうとしたものの、悲しいかな、調査をするための先立つものがない。結局、金も勇気も持ち合わせていない人間は、情報に頼るしかなさそうです。