パチスロ「設定3」を使うのはアレの影響?朝一〇〇出現にも注意が必要
ここ最近、パチスロの設定3を使うお店が増えた気がする。以前まで設定3を使う店は少なかった印象だ。低設定であれば1.2を使えばいいし、高設定であれば5.6を使えばいい。4を高設定とするお店は4を使う傾向であった。
『S政宗 戦極』(大都技研)や『パチスロアクエリオンALLSTARS』(SANKYO)などは設定3がなく、1.2.4.5.6(設定Lを除いた)の5段階設定である。ここからもメーカー側が「設定3はあってもなくてもいい設定」だと思っていることが分かる。
設定3を入れるのは店長カスタムの影響?
特にサミー系の機種で設定3の使用が見られるようになった。SNS上でもそういった声が目立つが、打ち手が設定3だと確信できるのは店長カスタムの影響である。
店長カスタムとはホール側がトロフィーの出現率を1000ゲームごとの細かいところまで設定できるカスタムだ。朝一のボーナスで銀トロフィーを出しておけば打ち手は設定3以上を確信して回してくれるし、それが奇数挙動であれば設定5を期待して打ってくれる。
波乱の設定5と安定の設定6 。
サミー系の設定5の特徴として、初当りは設定6より重いがATに一撃性があり完走が現実的に目指せることである。『Sコードギアス3』(サミー)では特化ゾーンの突入率の優遇、『パチスロ頭文字D』(サミー)ではATレベルの優遇などがあげられる。
しかし、設定6のような安定感がないためATを伸ばせず負けていく打ち手も多く存在する。中には設定6より設定5を好む打ち手もおり、1日単位で見た時に差枚で設定6を超えることも少なくない。
設定3の挙動に勘違い。
ATまでの道のりが低設定より少し優遇される設定5であるが、「朝一のボーナスで銀トロフィーが出る」→「奇数挙動」といった感じであれば設定5に期待して打つことになる。
設定5ほどではない設定1より軽いATの突入率、ATも少し伸びるので出玉を確保できる。しかし、結果的に「設定5ではない」と気づいた時には出玉が削られて閉店といった展開もあり得るのだ。
朝一の銀トロフィーには注意が必要?
朝一に銀トロフィーが出たからといって気を抜いてはいけない。設定3以上を安心して気を抜いて打っては、出玉がじわじわと削られる可能性が十分にあるのだ。
慎重に設定を判別し奇遇の判別はもちろん、設定3と設定5を見極めなければならない。「設定3を使用する店もあること」「銀トロフィーはあくまでも設定3以上濃厚であり高設定が濃厚ではない」ということを、頭の中に入れて実戦していくことが大事だと思う。