ビタ押しいらずのパチスロ「激アマ」台がまもなく撤去? 次々と検定が切れていく初期の6号機たち
アマいパチスロ機と聞くと、皆さんはどんな機種を思い浮かべますか?おそらく『SLOTマッピー』(メーシー)や『パチスロディスクアップ2』(サミー)などの技術介入機でしょう。どちらも完全攻略さえできれば、設定1でも機械割103%を超える激アマスペックとなっています。
ただ、機械のポテンシャルを最大限に引き出すためには、正確なビタ押し精度や小役を一切取りこぼさないなど、高度な目押し力と集中力が必要になってきます。そのため、目押しが苦手なユーザーからは敬遠されがちで、座っているのは一部のプロやビタ押しが得意な方達ばかりです。
ところが、そんな激甘マシンの中には、ボーナス図柄を揃えられる程度の目押し力と多少の知識があれば、誰でも「機械割104%超」の甘さを体験できる機種があるのです。その機種とは、パオン・ディーピーの『いろはに愛姫』。
判別が完了したその瞬間から激アマ台へと変化
ゲーム性は、6号機では珍しいボーナス+ART。2種類のボーナスと純増約0.3枚のART「隻眼ノ嫁」を絡めて出玉を増やしていきます。
本機最大の特徴は、4段階の「左・中・右・6」という変則的な設定を採用している点。BIG中は3択ナビが発生し、成功するたびに青7揃い確定=ARTのゲーム数が上乗せされていくのですが、この3択ナビの押し順比率に設定差が設けられているのです。
仮に「設定左」であれば。左・中・右の振り分けがそれぞれ50%・25%・25%と左が優遇される仕組み。この押し順のサンプルを増やしていき、判別が完了したその瞬間から機械割104%の激アマ台へと変貌を遂げるのです。
プロが目をつけたのはボッタ店?
導入当初から「甘すぎる」と話題になっていた本機ですが、パチプロたちが目をつけたのは年中ベタピンで放置している所謂「ボッタ店」でした。ホール関係者によると、設定左は他の機種でいうところの設定1、設定右は設定3に該当するとの話です。つまり、設定1の据え置き=設定左の据え置きなので、朝から機械割104%で打てる可能性がグーンとあがったのです。
誰もが認める激アマ台はもう打てない?
そんな『いろはに愛姫』も、まもなく検定切れとなってしまいます。ただし、検定が切れたからといってもう打てないということではありません。検定切れの機種は、その後認定を受けることによって最長3年間、設置し続けることができます。これを「認定機」といいますが、認定機は売却できず、同一法人でかつ同じ都道府県にあるホールにしか移動できない…等々、さまざまな制約が生じます。また、認定を申請するにはお金と手間もかかるので、それをするかどうかはホール次第ですね。
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ミズホの『SLOTバジリスク~甲賀忍法帖~絆2』に関しては、すでに検定が切れているかと思われますが、いまなお多くのホールに設置されています。人気機種なので「今後も稼働する」と考え、認定の申請を行ったのでしょう。
同月に検定切れとなる機種は他にもあります。リセット台であれば0Gからでも期待値があるビスティの『エヴァンゲリオンフェスティバル』とサミーの『ファンタシースターオンライン2』です。この2機種も『いろはに愛姫』と同様、ホール側は認定を申請する理由があまり見当たりません。
6号機時代がスタートして今年で5年目となり、初期の6号機たちはどんどん検定切れとなってきていきます。なにかの拍子で急に撤去されることもありますので、打てる時に打っておいて方がよいかと思います。