「GOGOランプを潰す」「朝イチから北斗中段チェリー」…本当に何でもアリな時代だったパチンコ店の昔話
古き良き時代のパチスロの「モーニングサービス」。ホール側が稼働をあげるためにビッグボーナスなどのフラグをあらかじめ仕込んでおくサービスですが、現在は禁止されております。
先日はモーニング全盛期の恥ずかしエピソードをご紹介しましたが、今回はボーナス以外に仕込まれていたモーニングサービスのネタをご紹介したいと思います。
モーニングが禁止になったのは4号機時代の確か1997年前後でしょうか。2000年代に突入すると爆裂AT機やストック機が登場し、それまでにはなかった“前兆ゲーム”という概念が生まれますが、この前兆を仕込む店があったんです。
手作業で行っている店が多かったのかな?
たとえば、初代『北斗の拳』だと大チャンス小役である中段チェリーだとかスイカが朝イチから揃っているんですよ。もちろんすべてが種アリではありませんが、理論上は中段チェリーだと25%の確率で当選するわけじゃないですか。
それ専用の仕込み機もありましたけど、そういった「打ち込み機」による仕込みがNGとなったわけですから、手作業で行っている店が多かったのかな。前兆であれば即ボーナスとなるわけでもないし、よほど露骨にやらなければいくらでも言い逃れできますからね。
あとは初代『吉宗』の高確や『押忍!番長』の特訓スタートなんかもありましたね。吉宗の場合は激アツの『鷹狩り演出』が仕込まれている時もあり、いきなり大興奮したこともあります。
『獣王』なんかだと「純ハズレ」の出目が出ている仕込み台なんかもありましたが、こちらはATに当選している確率がかなり低めでした。でもこの前兆の約30Gが意外と面白かった。今では当たり前ですが、当時は新鮮でドキドキしながら回したもんです。
ランプの豆電球を最初から潰しているホールも…
他にも、私が大好きな『ジャグラー』なんかは完全告知台で今でこそGOGOランプはLEDですが、4号機時代は豆電球でしたし、モーニングを仕込むとランプが点灯しますから仕込めなかったんですよね~。
なので、ジャグラーに限らず完全告知台のシマだけ電源を開店5分前とかに店員が1台ずつ入れていくんですよ。そこから一瞬の間があってランプがピカッと点いた瞬間は本当に至福の時でした。逆にランプが点かなかった時の寂しさ、悲しみもひとしおでした。
まぁ今でこそ何処にでもあるジャグラーですが、誕生した1996年からしばらくの間は正直マイナーな機種でした。おまけに豆電球なので営業中に豆電球が切れることもあれば、最初から豆電球を潰しているホールもあったくらいです。
GOGOランプが点灯しないジャグラー。完全にゲーム性を壊していますよね。ボーナス一直線並びのあのリーチ目が出ないとフラグ成立に気づけないんですから、ホント笑っちゃいますよね。
というわけで、本当に何でもありな時代だったからこそのモーニングサービスの思い出話。また何か思い出したら書いてみたいと思います。