パチスロライターだから起きたトラブル?【濱マモルののほほんコラムVol.257~ペンネーム~】
濱マモルののほほんコラムVol.257~ペンネーム~
<目次>
オーイズミも加盟している経団連が、夫婦別姓を提言しているという。
ワイドショーによると、アメリカ・イギリス・ドイツ・ロシアは同性か別姓を選択が可能で、カナダ・韓国・中国・フランスは別姓が原則。先進国で別姓が認められていないのは日本だけだそうだ。
夫婦別姓をめぐっては、岸田総理は「家族の在り方や、子供の利益などの観点から議論が必要」と慎重な姿勢。直近の世論調査でも意見が割れていることを強調したという。
■おとーちゃんは苗字が2つあるの?
正直、難しいことはよくわからない。ただ、振り返るとサラリーマン時代、ひと回り上の女性スタッフは旧姓を名乗っていた。聞けば、結婚して苗字が変わり、いろいろと連絡することや名刺を作り変えるのが面倒だったからだそうで、まぁその気持ちはわからなくもない。
これとは少し事情は違うが、名前に関して困ったことはある。それは息子が幼少期の頃。「おとーちゃんは苗字が2つあるの?」。不思議そうな顔で、こう聞かれた。
我々パチスロライターには、基本的にペンネームがある。アタシはかつて破壊王橋本と名乗っており、本家の破壊王ことプロレスラー・橋本真也選手が他界したことで濱マモルに改名した。
多くの同業者は、アタシのことを「濱ちゃん」、或いは「濱さん」などと呼ぶ。息子は、この「濱」に違和感を覚えたようで、先の質問をしたというわけだ。まぁそりゃそうだ。
■「夫婦別姓もあり?」と感じたトラブル
話を戻すと、先の女性スタッフのように通称で仕事をすると、公的書類は戸籍上の姓がゆえに職場で混乱する、口座やカードを作れない、パスポート名と通称が異なる=海外のホテルでトラブル…などの困惑事例があるという。
そもそも“濱マモル”で口座やカードを作ろうと考えたことがないので、その辺はよくわからないが、ホテルでのトラブルは経験がある。十年以上前の地方仕事時、代理店の方がペンネームでホテルを予約してくださったからだ。
「橋本さまというお名前はありませんが…」。本名を告げても、フロントの方は首を傾げるばかり。すぐに事情を察知し、わりと普通なペンネームを名乗って事なきを得たが、一緒にいた後輩ライターは少々顔を赤らめていた。
「鈴虫君さまですね」。当時、彼はアタシと同じく色眼鏡を着用。そんなイキった男が冗談みたいな名前でホテルを予約されているのだから、フロントの方が若干、表情を崩すのも無理はない。まさか彼のような苗字の人はいないだろうが、これを思い出すと、夫婦別姓もありなのかなぁと感じたりもする。