有名パチスロライターのバンド「タカハシ」〝裏話”…結成秘話・「マジでヤバかった」爆笑エピソードも回想!!【元営業課長みそ汁×河原みのり×濱マモル特別座談企画②】

元営業課長みそ汁×河原みのり×濱マモル【特別座談企画】

 パチンコ・パチスロライターには、なぜか音楽好きが多い。実際に楽器を演奏し、バンドを組むライターもおり、元営業課長みそ汁・濱マモル・河原みのりが在籍する「タカハシ」も、そのひとつ。

 今回は、2023年1月にアルバム「万枚ワッショイ!」をリリースし、現在、全国ツアー中のタカハシにまつわる激アツトークで盛り上がった。

前回の座談会はコチラから

■「タカハシ」結成秘話

-まずは、結成の経緯をお聞かせください。

濱マモル(以下、濱)「それは、アタシとみそちゃんのルーツである男闘呼組のコピーバンドをやろうって話をしたのがきっかけよね」

元営業課長みそ汁(以下、みそ)「そう。初めて会った時にも男闘呼組の話をして、それで仲良くなったんだもんね」

-男闘呼組は、僕が小学生の頃に人気でした。

濱「男闘呼組のデビューって、我々が小6か中1くらい?」

みそ「光GENJIが流行ったのと同時期くらいだよね、きっと」

-男闘呼組がルーツとは意外ですね。

濱「それと並行して筋肉少女帯やアナーキー、ZIGGYなんかも聴いてましたけど。みそちゃんはニューロティカとか、好きだったでしょ」

みそ「バンドブームだったしね、その頃」

濱「懐かしいね」

みそ「やっぱりバンドを組みたかったんだよね。歳を取ったらできないじゃないですか。『バンドやろうぜ』ってなっても、ホントできないんで」

-たしかに歳を取ると腰が重くなります。

みそ「だから、タカハシが最後だと思ってる。もう新しいのを組もうって言っても、メンバーが集まらない」

濱「もう、そうなったらデュオしかないね」

河原みのり(以下、河原)「あはははは。みそさんと濱さんでデュオ!」

みそ「まぁそれはともかく、飲みの席がきっかけなんですよね。でも、『やろうよ』って盛り上がってから4年はなにもやってない」

河原「そうなの? そんなにかかったの?」

みそ「ラオ少佐を入れたりはしたけどね」

-初期メンバーは何人なんですか?

みそ「俺と森田くん(ザモさん)と濱さんの3人」

濱「アタシは最初、ドラムだったんだよね」

みそ「そう。で、森田くんがギターで、俺がベース&ボーカルの3ピースだったの。でも、1回もスタジオに入ってない」

河原「あはははは。それはバンドを組んだっていうのか?」
みそ「スタジオに入ろうって話も1回も出なかったし」

濱「少佐は、なにかの飲み会で『俺もやりたい』って言ってきたんだよね」

みそ「あれだよね、桜井(誠・Dragon Ash)さんたちとよく飲んでた頃、少佐も飲み会に来るようになってね」

河原「あのお店、三茶でしたっけ?」

濱「そう。籠ね。で、少佐の方がドラムがうまいから、アタシはベースになったんだけど、その後の飲み会でイイジマンがギターとして加入して、共通の友人にキーボードをお願いしたら『俺、ベースがいい』ってなって。そいつもベースがうまいから、結局、弾かれて弾かれて、アタシはキーボードになった」

ーわはははは。まだ1回もスタジオに入ってないのに、担当楽器が変わりまくってますね。

濱「いや、アタシがベースの時に1回、スタジオに入ったんですよ。でも、下手くそすぎて…」

みそ「ホントに下手だったよね」

濱「みんなが久しぶりすぎて、ホントにまとまりがなかったんだよね。だから、『もうカバーはやめよう、ごまかしが利くオリジナルにしよう』って」

-逆転の発想ですね。

濱「で、メンバーの初顔合わせは我が家でのバーベキューだったんだけど、『もう、ライブの日程を決めちゃおう』って。アタシが友達のライブハウスに連絡して」

みそ「メンバーが固まって、スタジオより先にライブハウスを予約しちゃうんだから、濱ちゃんは」

-わはははは。じゃあ、そこから逆算で練習を。

河原「やらなきゃってことになりますよね」

濱「まぁそんな感じで始めたバンドですけど、もう10年くらい続いてるから」

みそ「まさかの11年目だよ」

河原「長いなぁ」

■みそちゃんが『みんなで旅行がしたい』って…

-ライブをやる時期って決まってるんですか?「この月にやろう」みたいな。

みそ「一番最初にやったのが11月だったんですよ。『タカハロックフェスティバル』って」

濱「だから、それだけはコロナ禍以外、毎年やってますね、11月に。それと、アルバムを作った時にはツアーを。まぁツアーって言ってますけど、ただ我々が飲み食いしたい地域に行ってるだけです。みそちゃんが『みんなで旅行がしたい』って言うんで」

-いいですね。

みそ「みんなで旅行っていうのも、なかなか難しいし」

濱「こういう機会がないとね」

-4月14日は大阪公演でした。

濱「大阪はよかったね。マッパチによるマッドカプセルマーケッツのコピーバンドとのツーマン」

みそ「よかったね。まぁツアーは毎回、楽しいんだけど、みのりんはどう?」

河原「楽しいですよ」

濱「アタシも楽しいよ」

みそ「アナタはずっと酒飲んでるだけじゃねーか」

濱「わはははは。でも、大阪も新潟も、移動中はセーブしたよ」

みそ「『偉いね』ってならないから! 普通、飲まないから」

河原「飲んじゃってるからなー」

濱「でもさ、みそちゃんとみのりんが仕事で前乗りした大阪は、残りのメンバー5人で新幹線に乗ると盛り上がるじゃん」

河原「絶対に飲んじゃうなって思ってた」

濱「それなのに、みんなでチビチビチビチビ飲んでたからね。まぁイガワさんは、そもそもお酒を飲まないけど」

■その時、星矢で11万円使ってたから…

みそ「俺は、大阪よりも新潟の方が楽しかった。とにかく知らないバンドを見られるんで」

-6月9日の新潟公演ですね。

みそ「やっぱり、地元のバンドと話すのは楽しい」

濱「最初がガールズバンド、次がメタルバンド、その次がコミックバンドで、ラストはロックンロール。メタルバンドの人たちなんて、リハの時、ちっとも話しかけてくれなかったよね。なんなら、目も合わなかった。基本的にメタルバンドってシャイな人が多いんですよ、真面目なんで」

-そうなんですか?

濱「考えてもみてくださいよ。ギターの速弾きとかドラムの高速ツーバスなんて、よほど練習しないとできませんから」

みそ「死ぬほど練習してる」

濱「真面目じゃなきゃ、そこまで練習しませんからね」

河原「あんなイカちいナリしてるのに」

濱「で、アタシはメタル好きなんで、最前列で盛り上がってるのをステージで見ててくれたんでしょうね。段々と打ち解けて、最終的には一緒に打ち上げに行きました」

-わはははは。濱さんらしいエピソードですね。
みそ「めっちゃ面白かったよね」

濱「『おじさん、おじさん』ってステージで自虐してたのに、年齢を聞いたらアタシよりも全然、年下だったし」

河原「あはははは。そうそう。『全然、年下じゃん!』って」

濱「打ち上げには参加しなかったけど、本格的コミックバンドの人も次の日、サウナでタカハシの粗品タオルを使ってくれてて、それをSNSにアップしてくれてた」

河原「どの人? めちゃくちゃ動いてた人?」

濱「そうそう、細マッチョでめちゃくちゃいい体してた人」

河原「あー、いい人だった、あの人」

濱「あと、これはコラムにも書いたんだけど、メタルバンドのボーカルが後日、我々に触発されてパチスロを打ったみたいで、『ヴァルヴレイヴ(『パチスロ革命機ヴァルヴレイヴ』)で5,000枚出ました!』ってLINEが来て。そういうのは嬉しいよね。みそちゃんのところにも来たんでしょ? わざわざXのDMで」

みそ「俺、その時、星矢(『L聖闘士星矢 海皇覚醒 CUSTOM EDITION』で11万円使ってたから

濱「『クソがっ』ってブチ切れてたもんね」

みそ「まぁでも、そういう出会いは面白いよね」

■2日で4回ステージ…『〇〇か』って思ったわ

濱「7月6日の札幌で共演するNo Colors Actorも、前回の札幌ライブで知り合った人たちだし」

みそ「たしかに。だから、地方の人たちと飲めるのは楽しいよね」

-まぁでも、一番の名目は仕事ですけどね。

みそ「仕事?」

-いや、ライブは仕事じゃないんですか?

河原「仕事とは思ってない」

みそ「旅行ですよ、旅行。7人で旅行するなんて、なかなかないじゃないですか。しかも、我々以外は違う職種だし。ほかに、こういうコミュニティってないもんね。あとはゴルフくらいか」

濱「みそちゃんとみのりんはゴルフが好きだしね」

みそ「俺、前回のツアーよりも、今回の方が楽しいな」

河原「私、前回のアルバムのツアーは、なんにも覚えてないです」

みそ「行ったのは覚えてるでしょ?」

濱「どこに行ったっけ?」

みそ「名古屋、大阪、札幌」

河原「ああっ、そうだ!」

みそ「メタローとかと一緒にね」

-メタロ―?

濱「アタシとみそちゃん、由美子ちゃん(羽柴まゆみ)たちと組んでたメタルバンドです。鋼鉄潤滑油って書いてメタルロ―ション」

-個性的なバンド名ですね。

濱「その時、アタシは大阪でメタロ―とタカハシ、次の日の名古屋でNo stockとタカハシと、2日で4回ステージに立ったんだよね。『ジャニーズか!』って思ったわ」
みそ「わはははは」

河原「売れっ子だ」

-No stockは射駒タケシさんとやられているバンドですね。

濱「ですね。あの時は疲れたなぁ。だから、出番はタカハシだけだった札幌が一番、楽だった」

みそ「俺も前回は札幌が一番、楽しかったな。さっきも言ったけど、知らないバンドと一緒にやれるのがいい。俺らのことを知らない人が観てくれてもいるし」

河原「たしかに」

みそ「今回もNo Colors Actorのファンとか、高木フトシさんのファンとかが観てくれるし。ファンが優しいから」

濱「我々を受け入れてくれる」

■河原「スカウトです!」みそ「そういうことに…」

みそ「1回、善行でやった時、すごいアウェーだったじゃん」

濱「善行Zね。THE DEAD CREEP主催の。だって、あのイベントにはMAD3とか出てたし」

みそ「あとJET BOYSね」

濱「客席の大半が革ジャン・刺青の人たちの中で、アタシはステージからお菓子を投げました」

-わはははは。
河原「チャレンジ!」

みそ「『コミックバンドなんて許さねーぞ』みたいな雰囲気だったよね。めっちゃ怖かった」

濱「みそちゃん、会場内での中打ち上げ、アタシをおいて帰っちゃったもんね」

みそ「だってさ、ほかはみんな、真面目にバンドをやってる人たちだし」

濱「まぁうちらも真面目にやってないわけじゃないけど、バンドが主軸ではないからね。たしかにアウェー感はあったかも」

みそ「でしょ。つかさ、みのりんってバンドは好きだったの? やってみたいって思ってたの?」

河原「全然」

濱「わはははは。即答」

みそ「え!? 全然、興味なかったの?」

-そもそも、河原さんがバンドに入られたきっかけは? 当初のボーカルはかおりっきぃ☆さんだと伺いました。
河原「かおりっきぃ☆が体調不良でライブに出られなくなって、その時に代打で出て。で、そのままフェードアウトしちゃったので、そのまま…です。でも、音楽はやりたかったんですよ。バンドじゃないけど。そもそも、バンドってなんなのかが、まだよくわかってないっていうのがあって」

-なるほど。

河原「歌も歌いたかったんです。だから、グラビアをやってた頃は地下で歌ったりしてて」

-歌はお好きなんですね。

河原「はい。だから、その時に緊急でボーカルの話をもらった時に『あ、やりたいです』って」

みそ「もともと、みのりんは歌が上手いってことも知ってたんですよ」

-じゃあ、スカウトしたってことでよろしいですか?

河原「スカウトです!」

みそ「まぁ…そういうことになるのかな」

濱「それが一番、収まりがいいね。話がまとまってる」

■4曲しかやりませんでした。『もう無理だ』って

みそ「我々との付き合いに慣れてるっていうのもあったしね。そうじゃないと、『コイツら、飲んでばっかりじゃねーか』ってなるから」

河原「それを込みでタカハシだと思ってますから、私は」

濱「だって、打ち合わせをしても、飲んでるから覚えてないことが結構、あるんですよ」

-よくXを見させていただきますけど、大体、飲んでますもんね。「今日はスタジオです!」って投稿しつつ。

みそ「それは、このおじさんが悪い」

濱「アタシは大体、スタジオの1~2時間前に現地入りするんですよ」

-で、飲むんですよね。

みそ「ダメだって言ってるんですよ」

-あ、本来はダメなんですか。

濱「スタジオはともかく、ライブ前は、ホントは禁止されてるんですよね。その理由は、第2回タカハロックフェスティバルでアタシが泥酔しちゃったから」

河原「その時、私はまだタカハシに入ってなかったので、会場で観てました。『なんだこれ…』って」

みそ「あれは、マジでヤバかった」

河原「もう、叩けなかったし」

-あれ!? 濱さんはキーボードでは?

濱「その時は急遽、ドラムを叩くことになったんですよ。ラオ少佐がライブの前日に怪我をして」

みそ「リハまでは叩けてたんですよ、そんなに飲んでないから。でも、リハから本番までに飲みすぎて」
濱「言い訳をすると、いろいろな方がお酒を奢ってくださってね」

みそ「ホントは8曲くらいやる予定だったんですけど、4曲しかやりませんでした。『もう無理だ』って」

濱「アタシ、よく覚えてないんだけど、ドラムセットにダイブしたみたいで、次の日、体中があざだらけでした」

みそ「いきなり前に出てきてね。そりゃヤメようってなるわ」

河原「だから一応、ライブ本番までは酒禁止なハズなんですよ」

濱「ただ、我々のライブはお酒が売れるって、ライブハウスの方々は喜んでくれるよね」

みそ「そこが難しいところなんだよね。そっちに振り切っちゃうのもさ。昔、濱さんと一緒に観に行った小さなライブハウスで、ステージでイッキとかしてるの。そうすると身内感すぎて、知らない人が楽しめない」

-たしかに、そうですね。

みそ「それがエンターテインメントになってるかどうかだよね。その境界線が難しい」

濱「だよね。だから、第2回タカハロック以降は飲みすぎないようにしてる」

みそ「ウソウソ! その後にやった福岡のライブでも、このおじさん、飲みすぎちゃって。前乗りしたんだけど、朝8時まで飲んでるの。で、11時頃から、また飲みだして」

河原「ヤバっ」

みそ「で、その時はレバーオン(パチスタTV レバーオン!!・RKB毎日放送)の小野田教授にブルーハーツの『TRAIN TRAIN』をゲストボーカルとして歌ってもらったんだけど、濱さんが酔っ払っちゃってるから、イントロのピアノを全然、弾けないの」

-ダメじゃないですか! それがないと歌えないし、はじまらない。

みそ「『もう1回、もう1回』って15分くらいやってるの。で、最終的にはお客さんの手拍子で歌ってもらって」

-わはははは。小野田教授も災難ですね。

濱「その際は申し訳なかったね。でも、懐かしい」

■11月は最高のパフォーマンスになると思いますよ

元営業課長みそ汁×河原みのり×濱マモル【特別座談企画】

みそ「9月7日は、それ以来の福岡だよ」

河原「そっか。それ以来になるのか。その時は私、お客さんとして後ろで観てたので。『あらー』って思いながら」

みそ「今回は酔っ払っちゃダメだよ。アイドルとのツーマンなんだから」

濱「確実に引かれるし、向こうのマネージャーにも怒られる危険性があるね。まぁでも、もう50歳近いじじぃだし、同じ轍は踏まない」

-今回は大阪・新潟・札幌・福岡、最後に11月16日の渋谷でしたよね。

濱「ですね。渋谷はClub Asia」

河原「段々、仕上がっていくんで、一緒にそれを観てもらえたら嬉しいです」

みそ「ファイナルまでにね」

河原「そう。札幌も福岡も、まだ道の途中かもしれないけど…」

みそ「ファイナルの11月は最高のパフォーマンスになると思いますよ」

〇〇〇

飲んでも飲まれるな。酒好きメンバーが集まるタカハシならではのエピソードの数々だったが、パフォーマンスはライブを重ねるごとにパワーアップしているようだ。

 7月6日「札幌リボルバー」、9月7日「博多DrumSon」、11月16日「渋谷Club Asia」。是非とも、足を運んでいただきたい。

【タカハシ公式HP】(http://www.takaha69.com/)

パチmax! 編集部

パチンコ・パチスロの新台をはじめとした機種情報や、業界・メーカーの最新情報などファンが気になる内容を様々な切り口から発信するニュースサイト。大御所ライターなど著名人のコラムも連載中。

パチンコ・パチスロ情報局「パチmax!」

Twitter:@pachinko_gj

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