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パチスロ「ボーナストリガー機」の3大ルール【ゴトロニの人生4コマスベリ】

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コラム『ゴトロニの人生4コマスベリ』
コラム『ゴトロニの人生4コマスベリ』

■本当にやれるの?「ボーナストリガー」先生!?―その2️

 今回もボーナストリガー(BT)についてです。

※前回の記事はコチラから!
https://pachinko-max.com/slot/post_392243.html

 とりあえず、BT機の紹介を読んでしまうと「だったら、爆裂機にするのは無理でも獲得枚数が増えてやれる未来しかないじゃん。今後のボーナスマシンはBT機仕様で全部出すしかないじゃん」とビンビンに感じてしまったと思います。

 それはそれで大正解なんですが、6号機そのものが規制の規則。そうそう美味い話はありません。分かっているだけでも、幾つかの制限がしっかり用意されています。

①リプレイ確率の変動不可
②指示機能の搭載不可
③規定数チェンジは必ず1対1

①のリプレイ変動についてはボーナス成立後の他に、特定役後の演出用プチRT、ボーナス消化後の出玉面でのおまけRTなど様々な用途のものがありますよね。これらが不可ということになります。

 演出用のプチRTくらいOKでは? となりますが…どうなんでしょうね。聞いている分には、ここに関しては煮詰まっていないという話もありますので、そこは期待しましょう。文言をなぞる限りではナシ確定ですが。

 ただ、危惧しているのもわかるのです。例えば、演出用RTでしか成立しない特殊なリプレイが入賞し、更なるRTに突入→特定ボーナス成立→規定数変更→2枚掛け時にはRTが終了する条件がない→2枚掛け状態を維持する何かでとんでもない出玉が実現する…なんてことをほぼ間違いなくすぐにメーカーは考えてくるので、それを封じる意味でも一切認めないことがシンプルで分かりやすいルールと言えます。

 あるいは、2枚掛け時に抽選する特定のボーナスがRTの終了条件にしてあると、そのボーナスを打ち手側が入賞をさせずに引き延ばすことで閉店コースになるということもできるので(RT中に出玉が増やせる設計の場合)。そうなると、BTの趣旨に反するというわけです。簡単ですね。私が警察だったら絶対に認めません。以上!

②の指示機能というのはいわゆるナビのこと。ボーナスタイプの最大のメリットは、指示機能を使用することによって発生するしがらみを一切考えなく良いところです。2400枚上限とかコンプリート機能とかね。

 なので、これに関しては当たり前というか、そもそもお呼びではないという条件になります。そんな当たり前のことを封じてきたのはリノ式2027騒動が絡んでいるわけですけどね。

 一方で、もし仮に今後RTの終了条件をガッチガチに決めて大きな差玉を生まないならOKと緩和されハナビのような機種が作れるようになっても、この指示機能は絶対に緩和されないでしょう。その場合、ハナビを作るにしても新ハナビは無理で、5.9号機のハナビ通のような押し順が出ない方式になります。更なる緩和に期待しましょう。

③について規定数を変更して良い条件というのが、「ボーナス終了後」であり、「ボーナスの種類と必ず対にならないといけない」というものになります。例えば、赤7消化後は必ず2枚掛け遊技に移行し、2枚掛け時に成立するBARで必ず3枚掛け遊技に必ず戻る…とか、複数のボーナスを持つのは構わなくて、その代わり必ず○枚掛けになるというのを決めないといけない、という形になります。

 つまり、懐かしめのところで言うアステカのCTのように赤7の50%でBT発動といったことや、ビッグ消化中の7揃いでBT発動といったA+ATタイプのようなことはダメ。別にボーナス中に7揃いとかは制限されていないので、ちょっともったいないですよね。③はもう少し柔軟にならないかなぁとは個人的に思っています、ハイ。

■他にも追加されるorされた制限

パチスロ イメージ画像
パチスロ イメージ画像

 この他、未確定の余地も残っていそうだけどほぼアウトでしょうというのもあります。

④一機種に搭載できる規定数は2つまで
⑤ボーナスでの獲得枚数はある程度多くすること

④はBTが大々的に発表された少し後に出てきたルールのように思います。まぁ、フローも複雑になるし、それこそ3枚掛け→2枚掛け→1枚掛けというように2段階を突破することによって、最深部で激レア状態=ボーナス高確率状態の超々高ループを作られちゃうと射幸心煽りまくりの機械ができあがっちゃうのがうっすらながらハッキリと見えてしまうので、これまたしょうがないかなぁ。有利区間の縛りもないですし、元々先に封じておくべき筆頭条件ではあります。

⑤一見するとボーナスの獲得枚数が少ない分には、大きく跳ねづらくなるから射幸心の抑制という意味では良いのでは? と思うかもしれません。

 もちろん、それ自体は正しいのですが、かつてオリンピアから登場したルパン解剖を覚えているでしょうか。あれ、千枚くらいは出ましたよね。あと、ボーナス入賞→14枚+15枚みたいに一回のボーナスで比率上、大幅な獲得枚数増となることを簡単にやられるのは防ぎたいのではないかと思います、試験的にも。だって、面倒くさいもん。

 しかし、これに関してはどう転ぶかはまだよく分かっていないようです。だいたい、払い出し終了条件が何枚ならいいんだよって線引きの問題が出てきますから。その根拠は何といわれたら、ぐぬぬ…となるわけです。そりゃあ決まらんよね。

 まぁ、こういう場合は伝家の宝刀、紳士協定が飛び出して一件落着となるので温かく見守っていてください。

 という感じで、意外と面倒くさいところがあるんだなぁとか、色々考えられているんだなぁとかを知ってもらえれば十分です。BTについてさらに興味が湧いた方は次回の更新をお楽しみに。

ゴトロニ

ゴトロニ

神奈川県横浜市出身。大学時代にこじらせた回胴愛を武器に、ショッカーという名のデータ採り要員として攻略誌業界入り。その後、パチスロメーカー勤務を挟み、再度リングインするという特異な経歴を持つが、これといった目覚ましい活躍は見せないまま現在に至る。パチンコ・パチスロ以外では猫と競馬・競輪・オート、株、為替FXにもドップリで毎日眠れない日々を送っている。

Twitter:@GotoroniXX

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