パチスロ『押忍!番長』新作決定も「過去機種」刻んだ負のイメージ……人気コンテンツ『秘宝伝』期待裏切りの不安要素とは
昨日発表された大都技研が誇る人気シリーズ機の新台『押忍!番長A』。ティザーPVのみの発表となった今回、具体的なスペックはまだ明かされておらず、詳細発表を待ちわびるファンが続出中だ。
同シリーズといえば、2005年、4号機でデビューを飾った『押忍!番長』の登場以来、今なお続く看板コンテンツ。2011年に5号機として登場したART機『押忍!番長2』、その3年後のAT機『押忍!サラリーマン番長』はどちらも主軸機種として活躍。まさに、”ホールの顔”とも呼べる存在だろう。
そんな人気シリーズ機の新台発表に関心が寄せられるのは当然だが、今回はシリーズ初”ノーマル機”だ。これまでとは異なるスペックに、「ノーマルで登場かよ」「新たな番長だな」と期待する声が飛び交っている。
大都技研といえば番長シリーズを始めとするART・AT機の印象が強いユーザーも多いだろう。実際、これまで導入機種の多くがノーマル機とは異なるスペック。実績があるとは言い難い。
ただ、数少ないノーマル機種として2012年に導入された『クレアの秘宝伝~はじまりの扉と太陽の石~』は、遊びやすいゲーム性とそのシステムがファンの心を掴み、高稼働を誇っていた。そうとなれば今回登場する『押忍!番長A』にも期待したいところだが……
昨今、同社が販売したノーマル機の”不評”が唯一の不安要素と指摘する声も多い。
「シリーズ機初代の『クレアの秘宝伝~はじまりの扉と太陽の石~』は、根強い人気を誇っていましたね。ボーナスの前兆演出として用いられた『プチRTシステム』は出玉の吸い込みを抑え、ボーナス当選を最後まで期待できる仕様が好評でした。遊びやすさを追求した1台といえます。
しかし、その後継機『クレアの秘宝伝~眠りの塔とめざめの石~』は時代の流れに逆らえなかったのか、アクロス機『HANABI』『バーサス』と同様のボーナス終了後に突入するRTを採用。その影響もあり、プチRTシステムは消滅しました。
そして前作と同様にボーナス前兆演出があるのですが……本作ではRT機能が消滅したことにより、ボーナスが当選しているかおおよそ把握できる仕様だったんです。ファンから『無駄な演出』『前作を踏襲してほしかった』と不満が殺到していましたね……。時代のトレンドを取り入れることは大事ですが、支持されていた理由を『もう少し把握すべき』と指摘する意見も多いです。
その後、同社はノーマル機『SHAKEIII SIDE-A』を販売しましたが、BIG BONUSのみ搭載という偏ったスペックに、ユーザーからの受けはイマイチでしたね。果たして番長はどうなるのか……気になるところです」(記者)
大都技研にとって絶対に外すことが出来ないコンテンツ「押忍!番長」。これまでホールを大いに盛り上げてきただけに、ファンのみならずパチンコ店からの期待も大きいはずだ。
果たしてこのプレッシャーに打ち勝つことができるだろうか。待望の新機種『押忍!番長A』の続報を待ちたいところだ。
(文=編集部)