パチスロ2018年「大コケ台」ツートップは超大物!? 革命システム実現も大きすぎた「デメリット」……【残念Pアワード2018】
そして、特に不満が多かったのはやはり演出面。プレイヤーからは「通常時がとにかくつまらない」「前作を焼き増した演出が多すぎる」など、酷評ばかりが目立っていた。ボーナスタイプの特性上「演出の少なさ」は仕方ないが、”手抜き感”は否めない。完成度が求められる『北斗の拳』である以上、本機への評判は致し方ないかもしれない。
《《 ノミネート2 》》
出玉規制の限界を攻めた「画期的スペック」だったが……。
『ルパン三世 世界解剖』(オリンピア)
■ 期待度 ■☆☆☆☆☆
↓ ↓ ↓ ↓
■スペック■☆☆☆
■ 演出 ■☆☆
■ 人気 ■☆
オリンピア(平和)を代表する看板コンテンツ『ルパン三世』シリーズ。その最新作『ルパン三世 世界解剖』は出玉規制「5.9号機」の”救世主”として期待されていた。
スペックは前例のない新タイプ。ボーナスと通常を逆転させた画期的スペックを実現した。本機は通常時が出玉増加ゾーン「ヒーローズロード」となっており、MB(リプレイ・リプレイ・ベル)が超高確率で成立。その純増枚数は「約5枚前後」と5号機過去最高の出玉スピードとなっている。
また、出玉リミッター「有利区間」に左右されない夢の仕様を実現。規定G数・枚数にとらわれることなく、まとまった出玉獲得に期待できるのだが……。
その画期的システムにはもちろんデメリットも存在している。それが、「ヒーローズロード」に”保証G数”がないという点だ。
まず、「ヒーローズロード」の終了契機はCZ「ジャッジメントバトル」などといったパンク役成立時である。引き戻すチャンスがまだ残るCZに対し、パンク役は引いた時点で即終了。そして、それは「ゾーン突入1G目」に引いてしまうこともあり、一切メダルが増えることなく終了するという最悪の結果もあり得るのだ。
「折角のチャンスが即終了」という精神的にもダメージの大きいシステムが敬遠されてしまった。ただ、間違いなく業界全体に衝撃を与えた革命スペックである、もしかしたら時代を先取りしすぎたのかもしれない……。
–以上が【残念Pアワード2018~パチスロ部門~】の受賞機種です。
両機種ともに業界を代表する超大物。ユーザーからの期待が大きかったことも、今回の結果を招いた理由かもしれません。
今後も間違いなく登場するであろう大物二人。ぜひ6号機でその雪辱を果たしてほしいですね。
(文=編集部)