パチンコ「時速2万発」を可能にした出玉性能も…時代に埋もれた不遇の「爆裂マシン」
出川哲朗という男がいる。お笑い芸人である。人柄の良さや天然性などによって抜群の人気を誇り、幾多のテレビコマーシャルにも出演する売れっ子で彼をテレビで観ない日はないほどである。
しかし、少し前まで彼は「嫌われ芸人」の旗手として特に女性からの不人気を一身に浴び、「抱かれたくない男」ランキングで殿堂入りを果たすほど嫌悪感を持たれていた人間だったのである。
彼自身は何も変わっていないだろう。時代と世間の目が変わったのである。
ところで、今現在においてナンバーワンのパチンコといえば『P大工の源さん 超韋駄天』であるとの異論はないだろう。圧倒的なスピードと破壊的な出玉性能で多くのファンを虜にし、数多のホールで主力として大量に設置されている。
急激に爆発的な人気を獲得したこの『源さん韋駄天』だが、その評価を支えているのは先に述べたスペック的なものによってであるのも万人が認めるとことだろう。
しかし、ゲーム性が違うとはいえ、そのスペック的な方向性やコンセプトは前作『CR爆走 大工の源さん外伝‐京都もいただき編-』も同様。だがこの台はご存知のとおり『源さん韋駄天』ほどには、もっといえば普通の機種よりもファンに受けなかったのである。
しかし、今の時代性を鑑みれば再評価できるマシンなのではないだろうか。
スペックはマックスと強ミドル2種類。高継続率の次回ループ確変を搭載(マック80%、強ミドル77%)し、右打ち中の半分が最大ラウンド(マックス約2400発、強ミドル約1900発となる出玉感で爆発力のあるスペックとなっている。
また、「アシストチャッカー」と呼ばれるおまけポケットが搭載されているのでマックスタイプならプラスアルファにより2700発くらいまで出玉を伸ばせるのである。
そして、注目すべきはそのスピード性。本機の前身機、『超韋駄天』の元祖でもある『CR大工の源さん~韋駄天桜~』も1変動が最大0.34秒と速かったが、本機では0.15秒と約半分に短縮され、確変中は次回大当りまでにかかる時間がマックスで平均35秒、強ミドルなら約24秒とデジパチでは驚異的なものとなっている。
時速でいえば2万発ほどの性能か。当時は今ほど速さが絶対的な指針として重要視されていなかったので、おそらく最速。
ただ、右打ちに全振りした影響で潜確ループの地獄を味わうことも多く、そのあたりがファンを遠ざけた要因でもあるが、強ミドルなら等価ボーダーが16個ほどと実は甘いスペックで、止め打ちやオーバー入賞といった小技も実行できたりする、懐の深いマシンなのである。
絶対マシン『P大工の源さん超韋駄天』を完成させた悲運の先代がいたことを忘れないように心に刻むのである。
(文=大森町男)
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