パチンコ新台「歓喜の2000発連打」を楽しめる激アツ!!

文＝大森町男

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　勧善懲悪時代劇という単純明快なフォーマットをパチンコに持ち込み、モチーフ同様、年配のパチンコファンを中心に人気を獲得した『暴れん坊将軍』のシリーズ最新作『P真・暴れん坊将軍双撃』がホールデビューを果たした。

　本機の特徴はRUSH中の出玉力。右打ち中に大当りすれば必ず約2000発獲得となっているのである。もちろん、P機の出玉上限は1500発なので大当りが連続で2回作動する仕組みなのだが、かつてのCR機を彷彿とさせる一発のボリューム感は最高の愉悦。

　また、この2000発が約71％でループしていくのだからパチンコファンにはたまらない。連チャンモードとなる真成敗RUSHに突入すれば5000発以上の出玉を期待できる性能となっている。

　RUSHへの突入率はヘソで50％、電チューなら100％とV-STのようなゲーム性で、連チャンモード「真・成敗RUSH」の電サポは100回転。さらに初当りでRUSHを逃したときに突入する電サポモード「成敗RUSH」も100回転と、本当にV-STのようなフローで展開される。

　しかし、本機はまぎれもない1種2種混合機なので、成敗RUSHも真成敗RUSHもどちらも100回転の時短となるが、同じ時短なのに前者の引き戻し率は約27.4％であり、後者のループ率は約71％になるのはどういう理屈なのであろうか。

　答えは『P緋弾のアリア～緋弾覚醒編～』である。つまり、100回転は普通図柄の変動を行っていて、ショート開放とロング開放による特図2の電チューの入賞状態を複数もたせることで大当りの条件確率に差を生じさせているのである。

　真・成敗RUSHでは普通図柄で当選すると必ずロング開放となり確実に電チューに入賞させられる状態となる。このとき2発入れることで、当該＋保留1個の抽選が発生。電チューによる大当り抽選がほぼ1/1なので2回とも大当り、つまり2000発のセットが獲得できるようになっている。

　一方の成敗RUSHでは、普通図柄に当選してもロング開放とショート開放の2パターンが振り分けられるようになっているので、実質的な大当り確率が下がるのである。

　例えば1/10で普通図柄が当選するとして、真・成敗RUSHは普通図柄で当選すれば必ずロング開放なのでそのまま1/10となるが、成敗RUSHでは開放の振り分けが1：1に設定されていたら、1/10の50％、つまり大当りするには20回（1/20）が必要となるわけである。

　と、小難しいことを並べたが、そんなことは無視してV-STだと思って打ってくれれば問題ない。初当りでダメだったときの右打ちは時短だから当たりにくい。1/2に成功してエラいほうのRUSHに入れば連チャンするし2000発取れる。

　つまりはそういうことである。2000発の双撃が連打連打の暴れん坊を存分に楽しもう。

（文=大森町男）

<著者プロフィール>

　羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。