激アマ仕様の『ミリオンゴッド』シリーズ!? パチスロでの爆裂を彷彿させる衝撃作!!
これまで数多く登場してきたパチンコ・パチスロ台の中から、個人的に印象に残っているマシンを取り上げる本コラム。今回は屈指の爆裂タイトル『ミリオンゴッド』シリーズの中で、異彩を放っていたマシンをご紹介しましょう。
同シリーズといえば、初代『ミリオンゴッド』をはじめ『ミリオンゴッド~神々の系譜~』、や『ミリオンゴッド-神々の凱旋-』といった後継機が、高い爆発力を武器に活躍していました。
また、冥王ハーデスをメインに捉えた『アナザーゴッドハーデス‐奪われたZEUSver.‐』も、絶大な人気を誇っていたマシンであることはご存じの通りです。これまであがった万枚報告は数知れず。中には一撃3万枚達成者が現れるなど、シリーズ屈指の爆発力でユーザーの心を鷲掴みにしました。
【注目/パチンコ「約2250発ループ」と多彩な演出で魅了…人気シリーズの礎を築いた初代マシン!!】
ただ、これらはパチスロでのお話。私が今回ご紹介するのは「パチンコ」として登場した冥王『CRアナザーゴッドハーデス アドベント』でございます。
同シリーズにおけるパチンコの評価は厳しい印象ですが、本機の場合は例外といっても過言ではありません。少なくとも私は、高い出玉性能に度肝を抜かれました。
本機の存在を知ったのは、友人から聞いた「今度のゴッドは、ボーダー13~14回らしいぞ」という衝撃の一言がきっかけでした。基本的にデジパチは、千円あたり20回転前後がボーダーとなるのが一般的。それを考慮すれば、13~14回がどれだけ異常な数値かお分かりいただけるでしょう。
あまりに常識離れした話だったので、最初は友人の言葉を信じることができませんでした。しかし、実際に攻略雑誌や専門サイトを確認してみると、それに近い数値で紹介されていた…本当に驚いたのを覚えています。
色々と調べていると、本機の大当り抽選はヘソではなくクルーン入賞で行われていることを知りました。通常時は「ジャッジメントクルーン」と呼ばれる役物へ玉を入賞させ、そこから3つの穴のうち奥2つのいずれかに入れば大当り抽選を受けられる仕組みです。
具体的には手前の穴が「ハズレ」で、右奥が特図1抽選、左奥が特図2抽選となります。ギミックを介した入賞ルートだからこそ、ボーダーが低めになっているのでしょう。
「相当尖ったスペックなんだろう」と期待して詳細を見てみると、大当り確率1/319.7で確変率65%というオーソドックスな確変ループタイプ。「こんな王道スペックなのに、どうしてボーダー低いんだ?」と疑問に思ったのですが…。
更に詳細を調べてみると、爆発力に満ち溢れた『ミリオンゴッド』シリーズの名に相応しい超強力スペックであることが分かったのです。
本機はCR機の最大出玉となる16R・2400発の大当りがヘソ(計16%)・電チュー(計34%)共に存在。先述したように通常時でも電チュー抽選を受けられるため、「初当りから2400発を得られる可能性がある」という破格の仕様となっております。
大当りのラウンド振り分けは「6R・900発」、「9R・1350発」、「12R・1800発」、「16R・2400発」と、1回あたりの平均出玉が多い点も特徴。どのラウンドも通常があるものの、時短100回が必ず付与されるため引き戻し性能も強力です。
「激アマ仕様のミリオンゴッド」…そのような感想を持ちました。「軽く3万発は出る」「15回れば勝負になる」などの声が続出。優れた出玉性能が、一部ファンから絶大な支持を得ていたのです。
しかし、本機は傾斜の具合やクルーンのクセで入賞率が大きく変化するという特性があります。その影響を受けていたかは分かりませんが、私の打つ台はクルーンのハズレ穴にばかり入るという現象に陥ったのでした。
ボーダーと言われる13~14回転に及ばない台ばかりだったので、みるみる投資がかさむことに…。物凄い勢いでサンドに諭吉が吸い込まれる様は、さながらパチスロ『ミリオンゴッド』を彷彿とさせるものを感じたのを思い出します。
ただ、出玉性能に関しては非常に優秀。軽々と万発を超えることも少なくなかったのですが…。右打ち中のモード「GOD GAME」は確変なのか時短か分からないケースが多いので、個人的にはモヤモヤしながら消化していました。ここをハッキリさせてくれていれば、もっと高い評価をつけていたかもしれません。
いずれにせよ「激アマ仕様のミリオンゴッド」として、大きなインパクトを残した傑作。私に衝撃を与えた『CRアナザーゴッドハーデス アドベント』との思い出でした。
(文=堀川茂吉)
<著者プロフィール>
オグリキャップで競馬にハマり大勝負を繰り返してきた。その後は『ウルトラセブン』でパチンコの魅力に心酔し、競馬から離れパチンコ・パチスロのみを楽しむというスタイルを貫いている。ウェブ業界においてはライティング業務に従事。現在はパチMaxの編集部員として、主にパチンコ分野に関する記事作成および編集を行っている。パチスロ4号機時代など過去のエピソードも好んで作成しており、当時だからこそ起こり得た経験談を紹介中。
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