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多彩な攻略法と「速攻型連チャン」でヒット…パチスロ名機『サファリラリー』

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 パチンコ業界にも自動車やレース好きという方は多いと思われますが、世界三大レースといえばF1モナコグランプリ、インディー500、ル・マン24時間耐久レースです。

 他では日本の誇る世界のTOYOTAも参戦中のFIA世界ラリー選手権というレースもあり、今年度開催の最終戦が行われるのがこの11月。ということで今回は1990年にエーアイ(現・大都技研)からリリースされた2号機『サファリラリー』をお届けします(ちょっと強引なこじつけでしたかね?)。

 このサファリラリーも裏モノとしてはかなり有名な機種であり、様々な攻略法の餌食になった機種でもあります。その辺は今までにも方々で多く語られているため、少し割愛したいと思います。

 このサファリラリーはBIGボーナス、REGボーナス、小役の集中の3つの役で構成されていましたが、デビューと同時に裏モノ化。この3役が織り交ざり素早く連チャンするというものでしたが、私の行くホールでは集中はカットされていました。

 裏モノは手を加える業者により様々なバージョンが存在しましたからね。ボーナス比率はBIG1:REG3くらいだったでしょうか。しかし連チャン自体が超速攻型のため、REGが3連もすれば普通にBIG1回分くらいの出玉にはなったのですね。

 短いもので5連チャン、長く続けば10連程度ですからせいぜい1000枚~2000枚。決して一撃必殺タイプではありませんでしたが楽しい台でした。REGに片寄って10連なんてのもありましたが、1000枚くらいは出ていますから意外とガッカリはしないんですよ。ジャグラーの高設定でREGに片寄って『しょんぼり』とは訳が違います。

 筐体はオリンピア製で操作性も良かったのですがデザインも斬新でした。ブドウやスイカなどオーソドックスなフルーツで構成されたリール絵柄がほとんどだった時代にヘルメット、バッテリー、ハンドル、ヘッドライトでしたからね。

 しかも、これがまた本当に見にくくて目押しには苦労しました。当時のリールは現在ほど太くなく絵柄も小さくて目押しも難しい機種が多くありましたが、サファリは特に難しかった印象です。

 前述した攻略法は3号機『リノ』のようにハード、ソフト面の両方に欠陥があったためですが、それが発覚した時には「時すでに遅し」でしたね。中でもクレジットが99枚になる攻略法は衝撃的でした。

 良くも悪くも個性的な機種ばかりのエーアイでしたが、リリースされたパチスロは軒並み裏モノ化したと記憶しています。

 ゾウ、ライオン、鷲の絵柄を採用した『ハンター』と『グレートハンター』。アメリカンなバイカーが主役の『ウイリーチャンプ』。急に路線変更したのかペンギンが愛らしい『スパンキー』シリーズ等々。どれも全てバッキバキの連チャン機です。

 大都の傘下に入るまでの実質的な活動期間は約10年足らずと短かったですが、パチスロ史に大きな足跡を残したメーカーだったと思います。

 そしてこのハンターやウイリーチャンプについても、是非ご紹介させて頂きたいと思いますので宜しくお願い致します。

(文=電撃しらっち)
<著者プロフィール>
業界歴30年。遊技機販売業など様々な業種を経験し、現在はライターとしての活動にも力を入れている。レトロパチンコ・パチスロの実戦記事や、業界関係者への取材記事も担当。羽根モノや一発台を特集するなど、オールドファンにも響く内容も積極的に作成している。

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