パチンコCR機ラスト実戦で予期せぬ展開!? 新しい時代はスタートしたばかり。悪く言うのは早い！【たなみの新台の良いところ見っけ隊―番外編―】

　めちゃくちゃ今更感ある記事を書いておりますが。ほぼ私と同世代、と言っても過言ではない「CR機」の歴史が幕を閉じ、「P機」どうも改めましてこんにちは～な時代がウェルカム致しました。

　そんな私のラスト実戦的な雑記を綴らせていただいてもよろしいでしょうか？ あ。どうも、たなみです。今回超雑記です、新台関係ないっす。

　2022年1月末のとある日「撤去される前にサヨナラバイバイCR機するぞ…！」と思ったものの、電車に乗るのもダルかったので徒歩圏のホールを見る私。そのホールにあるCR機は『CR真・花の慶次2 漆黒の衝撃』だけだったんで若干の妥協感はあったものの…まぁ人気機種だから良いだろ──ってゆるい感じで決定。

　財布ん中にあった2万円でいざ実戦！

■こういう時パチンコって出るもんだろ、と…

　ちなみにこの金は手を出してはイケないやつでして…理由は今月の食費の一部だったから。でもでも増やせばいいか～いいだろ～ヨシッ！ で良心はどっかに飛んで行きました。

　こういう時パチンコって出るもんだろ、と改めて自分に言い聞かせ、さぁ台へ着席。ちなみにこれ以上私に余計な金（貯金）などはなし、支払いの金だけ残してあるだけ。心がちょっとだけ軋んだと感じたのは多分、持病で起こる動悸のせいなハズ。

　そんな話はさておき──打ち始めたところ、戦狂ゾーンはなんのその、金系演出、熱風の刻、慶次ボタン演出、最終的にはキセル演出などなど、超フルコースで本機ではド定番の王道演出を楽しめました。お察しのとおり図柄は揃っていないんでね、今風に言うと陽キャの慶次君が暴れてウェーイしたのを液晶で楽しめただけの話でして…。

　この台ってどうやって当るんだろう？ と思いながら無意識に天井にあるカメラを睨み呟いてみた。

「店長、おたくんちの慶次郎利益君──とってもやんちゃ過ぎないかい？」。

　この陰キャ(私)の呟きは台にも誰にも響かない、ただただ寂しい瞬間でした。尚、店長は何もやってはいないし、私も見られていないと思う。あぁこの嫌な感覚、学生の頃のアレに似てるわ…。

　みんなそうだと思うんだけど、パチンコ打つ前って夢広がりません？ ましてや最後のCR機実戦だし。しかも激アツ系の演出もガッバガバ出るわけで、リーチ中に「こりゃ今宵は牛肉買って帰るぞォ！」と大当りに加え、大量出玉を確信しワクワクしちゃった私がいて、でも結局図柄は揃わず「ポッ」という音と共にハズれ、キセル演出が出ようと何でもハズれ続け、気づけば2万なんかソッコー消えた現実が目の前にあって。

「あぁ楽しかったなぁ、CR機マジで良かったなぁ──」とかいう綺麗なオチは作れず「やべぇ！ 食費だぞオイ！ どーすんだよ、主人にドヤされっぞ、バレたらマズい!!」ってなったよね。いやこれ冗談抜きで、マジでよ？

　で、私はココで思ったんだよ。

「ここでヒヨるわけにはいけない。2万なら6千発出せばチャラだ──」と。

　そして無言でATMダッシュ、引き落とされる予定の携帯代を引き出し、「ここはもう『Pうまい棒4500〜10500』で大逆転狙うしかねぇ!!」と。

　なんかもうこの時点でCR機ラスト実戦じゃなくなるし、携帯代遣おうとしている時点で色々と終わっとるし、ツッコミどころしかないんだけど。まぁ、正直言うとまぁ…日々よくあることだよねコレ（私あるある）。
※企画放棄がここで決定しましたが、もう少し駄文にお付き合いください。

■こういう時の謎な勘は当るもんだと思いません？ 

　ホールへ戻り『Pうまい棒』に台移動後、超なけなしの1万円札を入れようとしたとき、上のほうから謎のアドバイスが頭に響いてきました。
　
「ヤメなさい──入れるなら千円札からぶち込みなさい──聞こえますか──」と。

　あたおかになっている私にそんな幻聴…いやもしくは天井のカメラを通じ、店長のお告げがあったのかもしれませんが、とにかく1万円札を入れるのはヤメとこうと思ったわけですよ。

　こういう時の謎な勘は当るもんだと思いません？ まぁ今日はそんなオカルティーな話ばっかり書いておりますが。気分転換も兼ね、千円札を入れたところ、2個目のポロりと入った玉が…!?

　しあわせ待機中ゥ──！ うまみちゃん超可愛い可愛い可愛い私の嫁ェ！ ちなみに、ホールで大当りしたのは初めてです。だから嬉しさも超絶マシマシ、うまみちゃんの可愛さもマシマシマシマシ～！

　そんなこんなで大量出玉とは言えなかったですが、ほぼ投資は戻ってきました、負けだけど。悔しくない負けだと思っているんですよ、ハイ。そうですね、この考えがパチンカスですね、とっても良く分かっていますよ。誰の参考にもならないこのオチよ。

　店を出るときに…。
「店長、今日はありがとう！ おたくんちの慶次郎利益君みたく私、今日とっても傾いたと思わない？ 当りをありがとう!! CR機、お疲れさま～！」

　って天井に向かって言ったものの、やっぱりこの陰キャの呟きは台にも誰にも響かない、ただただ寂しい瞬間なのは変わりませんでした。

　今回もはやCR機実戦というより、試合を放棄したダサい展開でしかないのだが「出せばすべてヨシ」。マジでこれに尽きると思うし、私はこれからのP機新時代にとっても期待しているのよ、まぁ今日も結局負けたけどな！ 説得力皆無。

　さて──最後は真面目に書いておきましょうか。

　皆様も打たれているかと思いますが、ここ最近出たパチンコたちは射幸性が高いものが多い印象ですよね。これからも沢山の機種らが打ち手を楽しませるため登場していく予定です。

　ですが、これ以上のパチンコに関する規制は緩和される予定は今のところ(2022年2月末時点では)ないので、現状出ている機種らが限界になります。ホール様的にも、パチスロも売上や粗利が下がる期間がスタートしていますよね。ジャグラーは儲かる、なんてセピア色の思い出に…？

　こう書くとオワコン感が出てしまうけれど、今はまだ新しい時代がスタートしたばかりなので、悪く言うのはまだまだ早い。だからこそ、どうなっていくのかを見届けたく存じます。過去を振り返るより明日、10秒先に何が起こるかわからんし…この支払いしなきゃならん１万が10万に化けるかもしれない──それだって誰にもわからないのだから。

　※皆さまは遣ってはいけないお金は必ず残しておきましょう。オーハナBさんが注意喚起してたよ！

『「禁断の資金」でパチンコ・パチスロを……ゆとりを持って楽しんでいただきたい』

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(文＝たなみ）

<著者プロフィール>
　1989年9月産まれ、東京都大田区出身＆在住。パチンコ攻略誌にて常駐の編集とライターとして所属、卒業後はフリーランスで様々な記事の執筆やリライトを請け負っていた。現在は、コンサルティング会社【株式会社遊技産業未来研究所】へ就職し、ホールなどに向けた情報配信を日々発信する、PS業界人。とにかくパチンコが大好きで隙あらば打ちに行く、超ヘビーユーザー。ちなみに家では5児のおかあさん。