甘デジ「バトルストック数」で連チャン期待度が変化！ 新基軸システムを手軽に味わえる傑作!!

画期的な連チャンを楽しめる新システム

「バトルストックシステム」という新機軸の連チャンシステムを搭載し、シリーズの流れを変えた『CR緋弾のアリアAA』。もともと、初代はロングST、第2弾は転落抽選タイプとゲーム性を変容させてはきたが、この『AA』からこれまでにない、よりチャレンジングなスペックやゲーム性で登場することとなった。

　モチーフとなっている「緋弾のアリアAA」は「緋弾のアリア」シリーズのスピンオフ作品なので、そういった原作の流れも踏襲しているといえるかもしれない。そして、甘デジタイプの『PA緋弾のアリアAA JD設定付』でも同じゲーム性を堪能できるようになっている。

　さて、本機の目玉となる連チャンシステム「バトルストック」はどういうものか。連チャンモード突入時に発生するストック演出で獲得した仲間の数に応じてバトルが発生し、一度でも勝利すれば大当り＆モード継続となる。

ストック数で連チャン期待度が変化

　もちろん、バトルの回数が多いほど継続への期待が高まるようになっている。しかも、それが見た目上だけではなく、仕組みと連動しているのである。つまり、仲間が増えるほど実際に抽選機会も多くなる。

　ストックは小当りしたことを意味するのだが、その小当りにも振り分けがあり、1/4がV入賞＝大当りに繋がるようになっている。ただ、ここで大当りできなくてもチャンスはまだ残されている。

　ストック分のバトルが終了すると「FINAL BATTLEモード」に移行。右打ちにて保留をチャージし、4回分の抽選を集約した最後のバトルが展開。あかりが勝利すれば大当りでモード継続となる。

　ところで、ストック分のバトルを終えると電サポが終了する事象、不思議に感じないだろうか。通常のRUSHなら規定回数で、つまり決まった変動回数でモードが終了するようになっているが、本機はバトルの回数がその時々で異なるのにいつでもRUSHが終わりを迎えるのである。

　これは規定の小当り回数に到達すると電サポが終了する「リミット」制限がかけられているからである。大当りのたびに振り分けが変わる小当りリミットによって規定回数に到達すると電サポが終了するのである。

　また、リミットには2～5回までの振り分けが存在し、その都度でモード終了の条件となるリミット回数が変動。このような仕組みによって「バトルストックシステム」は構築されている。

　ちなみに、甘デジバージョンでは小当りリミット4回以上が75％の割合で獲得できるようになっているので、バトルストックシステムによる連チャンをより堪能しやすい。この新機軸の連チャンシステムを味わう最初の機会に最適である。

（文=大森町男）
<著者プロフィール>
　羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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