パチスロ「おみくじシステム」が搭載された名機とは!?

「思い出深いマシン」や「印象に残っている機種」を取り上げる本コラム。今回は高い人気を誇る大ヒットシリーズから『マジカルハロウィン6』（KPE）について書いていきたい。

■「おみくじシステム」が搭載された名機

　通常時はレア役を契機に直撃抽選やボーナスを契機にART当選を目指していく。ART「カボチャンス」は純増1.0枚、1セット30G＋αのセットストックタイプ。消化中はボーナス抽選の他に、コインリプレイやレア役などで「おみくじ」獲得の抽選を行う。

　おみくじでは「G数上乗せ」「おみくじ珠（次セットの性能がアップ）」「王様（キング）カボチャンス（以下、キンカボ）」など、さまざまな恩恵を得ることができる。

　キンカボは、コインでストックの抽選を行う上位ART。さらに本機は最上位の「ご先祖カボチャンス」を搭載している。コインでストックを抽選する点は同じだが、獲得したストックは全てキンカボとなる。「まじかるちゃんす（ストック濃厚）」の分割確率もアップしているため、キンカボ大量ストックの大チャンスだ。

■至るところにストックチャンスが存在するART！

　シリーズお馴染みのカボチャンスやキンカボを消化しながらボーナスを絡めて出玉を伸ばしていくのが基本となるが、本機では他にもさまざまな抽選が存在する。まじかるちゃんす高確率ゾーンの「どこま神社」、滞在していたART状態を引き継ぐ「鬼モード」と大量ストック獲得のチャンスが至るところに潜んでいるのだ。

　特に「鬼モード」が強力で自力継続型、実質継続率は約66％となっている。突入時の状態（カボチャンス、キンカボ、ご先祖カボチャンス、おみくじ珠など）を引き継いで消化することができるため「ご先祖カボチャンス」からの突入などは大事故間違いなしだ。

　さらにこの「鬼モード」中のボーナス当選時は、同モードは終了となるが、紫珠（1セットが66％のループ継続になる）を獲得できる。

「鬼モード」は終了まで獲得したおみくじがストックされていくが、紫珠でのループ時はおみくじを開けることができるので、ループ抽選に漏れるまでどんどん性能をアップさせることが可能となっている。

■紫珠の獲得が大量ストックのカギとなる!? 

　おみくじ珠は同じ色を複数獲得すると性能が強化されていく。紫珠獲得から大量にストックがある状態で1500Gに到達することも多く、本機の爆発のカギを握っているのが「おみくじ珠」だ。

　筆者は、紫珠を獲得したことはないが、おみくじから300G上乗せが出現。その後は特に良い引きをしたわけでもなく、少しずつストックを獲得して一撃4000枚オーバーを達成したことがある。

　300Gの上乗せはかなりレアだと思われるが、「その一つだけで簡単に伸びるのか」と驚いたことは忘れられない。

　本機のARTは「おみくじ珠の恩恵」で地道にストックしていくことはもちろん、「ご先祖カボチャンス」や「鬼モード」から大量ストックを狙うことも可能。突入のたびに違った出し方を味わうことができる思い出深いマシンだ。

（文＝ひろ吉）
<著者プロフィール>
　IT業界の世界に興味を抱き、iPhoneアプリの開発を4年程経験。その後、WEBマーケティングの知識や経験を重ねてきた。パチンコ・パチスロのヘビーユーザーであり、機種のスペック等の研究に時間を注いでいる。現在はパチMAXにて、パチンコやスロットの考察記事・実戦記事をメインに作成中。自身が好む低純増・低ベース機の動向にも注目している。

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