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「パチンコ規制を切る」 ユーザーと「お上」の相互メリットを、アキバのまこさんが考える

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 パチンコ業界を絞めつける規制を切る。

 古来より、この国では賭け事に対しての見識は厳しい。しかしながら人の世に煩悩がある限り賭け事は消滅しないと筆者は考える。筆者も、4号機時代からパチスロに手を染め、着実に負けてきた。それによって失ったものは時間、金、人間関係、共に計り知れない大きさになっているだろう。

 事実としてそのような事があるにも関わらず、パチンコもパチスロも辞めようと思わないのは、今現在まだ自分が「破産」をしていないからである。そうならないために遊技機の知識、目押しの技術、立ち回り等、可能な限りの努力をしているが、実際そんな事は全く関係の無い話で、一番大切なのは「さじ加減」であると考えている。

 警察庁では6月に開催された日遊協通常総会において「射幸性の抑制に向けた取組」「のめり込み問題を抱えている方への対策」等が語られたそうだ。

「依然として、のめり込みに起因すると思われる各種問題や、賞品買取事犯、遊技機の不正改造事犯、違法な広告宣伝・賞品提供等が後を絶たないなど、パチンコ遊技の健全化を阻害する要因が残されていることも事実です」(遊戯通信)と語られている。

のめりこみ、ぱちんこ遊戯の健全化を唱えるお上に違和感

 ぱちんこ遊戯の健全化を理想として少しづつ規制を強めてきているが、そもそもぱちんこ遊戯など健全ではないのだ。ユーザーとしてはパチンコ業界に対し無限に続く規制ラッシュに常々戦意を打ち砕かれてきた。

「専業」と称しパチスロで稼いで生活していた仲間が5号機時代に突入し、引退してゆく人間も多数見てきた。しかし、自分を始め未だにユーザーであり続ける人間が1000万人は現存し、個々人の日常生活で捻出した尊い「お金」を張り続けている。

 もっと言えばこの国の古き風習から考えるに、国営であろうがなんであろうが、尊い「お金」をBETして見返りを求める以上健全ではないにも関わらず、何故パチンコ業界に対してのみ、ここまで風当たりが強いのかは、多少社会の仕組みを知っている人ならばおおよそ察しはつくと思う。

 建前で謳っている健全たるカタチのゴール地点も見えないままに権威を振りかざしているに過ぎない状況であり、ホール、メーカー、ユーザーの自己都合で欲望が渦巻き、それぞれの求める「満足」があり、負ける者は振り落とされてゆく。それこそがギャンブルの本質ではなかろうか?

 負けることによって人生を崩壊させる人に警鐘を鳴らす「のめり込み問題を抱えている方への対策」が語られて久しいが、それこそ冒頭に記した「さじ加減」こそが本質であり、世の中には加減を知らない人間はいくらでもいる。競馬だろうが会社事業だろうが、ホストにハマって風俗に落ちる女性であろうが「欲と金」が絡んでいる以上は当然の事である。

 警察庁の建前としてそういった措置をとる他がないのも重々承知であり、規制によって遊技機の魅力の低下を感じつつも、筆者のようにやめない人間はやめないし、メーカーも利益の追求を優先しながらも素晴らしいマシンの開発に努力を惜しまない。

 なので、規制を課すことに対して筆者は賛成でも反対でもなく、さじ加減を間違えないようにパチスロという文化を楽しんでいる。

 自称ではあるが、これを「プロユーザー」と名付けている。

規制の価値は

 世の中なんでも規制を課すという事には良し悪しがあるが、相互にメリットが無ければいいものではないと筆者は考える。

 その相互メリットのコンセンサスを取らずに一方的に進められているのが現状であり、ユーザーも「お金」という命の源を張っている以上は「利点の合意」など断じて在り得ないという事を腹に落とした上で、ギャンブルの浪漫を楽しんで行きたい。

 そんな精神状態でギャンブルを嗜むことこそがプロユーザーであり、規制によってプロユーザーの追求をして行くことが一つの理想なのではなかろうか。
(文=アキバのまこさん)

●アキバのまこさん、まこプロ代表。
ネット番組や映像制作をしつつ平日の昼間から過疎店で快適なパチスロライフを過ごしています。
ツイッターアカウントはこちら
https://twitter.com/mako8192

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