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パチンコ「低迷期」に飛び込んだ「異色」のマシン……「時代の流れ」に大ジャンプ! 【羽根物・名機列伝】

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 2001年の『たこ焼き八ちゃん』を引き金に、2000年代前半期は羽根物が再び見直される状況となった。

 羽根物第3世代である。ここから2010年くらいまではコンスタントに羽根物が登場するが、特に00年前半はブームとも呼べる流れとなっていた。

 このような潮流は2番目がキモとなる。ここでコケると後が続かない。そういった意味でもトレンドを占う試金石となった『バンバンジャンプ21』は重要な機種なのである。

 羽根物力に定評のある西陣からリリースされた本機は、その重責を見事にまっとうし、完全新作の独創的なオリジナル役物によって、羽根物の魅力や楽しさを多方面に見せつけたのである。

 機種名から連想されるように、役物のモチーフはバンジージャンプで、口を大きく開けた逆さ吊りの男性(バンバンくん)がチャッカー入賞のタイミングで下降。役物に入賞した玉が男性の口に入ればOK。そのまま上昇して玉をVゾーンに運んでくれるのである。

 役物のステージが半円状で上下に小刻みに可動し、タイミングよく水平時に玉が運ばれると大当りの大チャンスとなる。

 大当り後は3or7or15ラウンド抽選が発生し、役物上部のランプが停止した数字のラウンド数で大当りが継続する。大当り中はバンバンが下がりっぱなしになり、口の中で1個貯留する。

 パンクすることは少なく、ほぼ抽選どおりのラウンドを完走できるが、癖の悪い役物だとステージから口に続く一本道で左右にブレたりとなかなか貯留できずに焦る場面も多かった。

規定ラウンドに達するとバンバンが上昇し、上の位置で固定されてしまうので、Vへのルートが完全に遮断される形となる。こうなると当然、自力継続はないのでランプの数字=ラウンド数が確定となった。

 ちなみに、振り分け率は3R30%:7R20%:15R50%と半分が15Rを占めていたので、ツボにはまった時の爆発力も魅力であった。15R3連続くらい平気でするので、一気に止め打ちとなる展開も多く、個体状況の良い台を発見できれば手堅い勝負を行えたものである。

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