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パチンコ業界を取り巻いた「負」のニュース。「未来」に繋がる解決を……【2019年を振り返る】

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 だからこそ業界は団結して、締めるところは徹底的に締め、業界を正しくコントロールすることで付け入る隙を与えないようにしながら譲歩を迫る交渉ができるような状況を作り出す必要がある。したがって、「撤去」問題の対応は特に重要な案件となるのではないだろうか。

 旧基準機、みなし機の撤去問題は、新規則に対応したP機・6号機の適合率の悪さから、撤去分の機械を市場に満たすことができないのではないかといった不安から先行きが不透明になり、「2019年1月末までに15%以下」という自主規制の期限を延期するなど混迷を極めた。

 この問題は11月に行われた全日遊連の全国理事会で「高射幸性旧基準機のパチスロは2020年1月31日時点で設置比率を15%以下にする」ことが決議され、一応の進展を見せた。

 しかし、決まっただけでは解決にはならない。この決議を着実に実行してこその信頼である。

 ちなみに、「撤去」についてもうひとネタ。「みなし機」のほうは年内撤去が前述の全日遊連によって決まっていたが、警察庁により全国統一案件として「みなし機年内撤去の徹底」の通知がなされたようだ。

 今後、「みなし機」という曖昧な存在を完全になくそうという動きであるようだが、これも果たして全国各地のすべてのホールが遵守できるか、試される業界といった構図である。

 業界が監督省庁に向け影響力を発揮できるようにするには、こうした小さいことの積み重ねを愚直にやっていくしか、もはや手はない。いや、別方向によるそのチャンスがあったのにもかかわらず手にできなかったといったほうが正確かもしれない。今年の7月に行われた参議院選挙だ。

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