パチンコ「独創的」にして「革命的」!「ドラムの概念」を変えた超名作!!
その後、『CRスロぱちんこグラディエーターエボリューション』という第二弾も登場。9ドラムに透過液晶を搭載し、演出もスペックも「進化系」として注目を浴びることとなった。
この後継機も非常に革新的で、まず機種名に付いている「スロぱちんこ」の意味のわからなさったらない。どっちやねん。そして、石井竜也からGackt(ガクト)に推し変。機を見るに敏というか、流行の最先端を行く当時もっとも勢いのあったメーカーである京楽の面目躍如といった風情である。
ちなみに、スペックの進化系とは、ヘソ大当りの半分ほどが突確で、しかも電サポのない潜伏確変となり、液晶のモード移行により大当りの期待を匂わせるパチスロのゲーム性を意識した仕様のことである。もちろんパチンコファンに受け入れられなかったことは言うまでもないだろう。
しかし、この『CRグラディエーター』シリーズは、ドラム機のエポックメイキングとしてドラム機ヒストリーに燦然と輝く剣闘士であり、時代を切り拓いた英雄なのである。
(文=大森町男)