パチンコ「規則改正にうまく乗った」傑作!?「伝説の幕開け」へ迫る!!
4/27日に発表された最新の検定通過情報によると、アムテックスの『P南国育ち59AU2』が東京都の検定を通過したようだ。これは先に登場した『キュインぱちんこP南国育ちデカパトver.』のスペック違い、いわゆる兄弟機であろう。
この台をリリースするアムテックスは、老舗メーカー「平和」のサブブランドである。平和といえば、メーカーとしてもっとも歴史が古く、パチンコ業界の勃興期には(桐生)御三家として業界を牽引してきた格式のあるメーカーである。
そんな古参メーカーを平成の激動期でも揺るぎないものとして支えたのが、『ルパン三世』と『アントニオ猪木』の二大看板である。
特に後者、初出はパチスロとなるが4号機全盛の時代の波にうまく同調し、そのクセのあるネーミングセンスとともに大きなセンセーションを巻き起こしたのである。
パチンコ第一弾となる『CRアントニオ猪木という名のパチンコ機』もまた規則改正という時代の潮流にうまく乗ることができた。
パチスロにとっては再起不能にも陥りかねない極大のダメージを背負わされることなった規則改正は、パチンコにとっては逆に大きな恩恵をもたらせてくれたのである。
大当り確率を極限まで低くした分、強力な出玉性能に還元することが可能となり、数々の爆裂マシンが世に誕生した。そんな中でも、当りやすさと出玉のバランスを追求した『CRアントニオ猪木という名のパチンコ機』は多くのファンを惹きつけ大ヒットを記録したのである。
『CRフィーバー大ヤマト』や『CRぱちんこウルトラセブン』などに代表される2004年規則機は大当り確率が上限の1/500にほど近いところに設定(マックスタイプ)されているが、本機の大当り確率はいまでいうミドルタイプの領域。
それでいながら、80%の高ループと連チャン突入時の平均出玉約4300個の出玉性能を実現。マックスタイプよりはるかに遊びやすいうえにそれほど遜色なくまとまった出玉を獲得できるバランスの良さが特徴となっている。
本機の人気を押し上げたのはスペック面だけではない。パチスロの演出を踏襲した「闘魂チャンス」や「強ハズレ」はパチンコ演出に新たな血を注入した。そして、これらを含む演出群は総パターン数、なんと20兆通り以上というとんでもないスケールで展開されるのである。