パチンコ「甘い確率」で「納得の出玉感」。「遊びやすい」このタイプを今打ちたい！

　さて、結局それぞれ5回ずつ当てるまでプレイした。大当り確率と出玉の配分の妙が結果にも現れていて、『オークス』は平均1/85.4で大当りし、差玉3000発オーバー。初回大当りをわずか18回転でモノにして、そのまま好調をキープする見事な展開である。

『ナナシー』は平均1/203.4と本来の1/158よりかなり当たらなかったものの差玉は－360発程度に抑えられたのである。大当り履歴が300回転台、20回転台、30回転台、300回転台、300回転台とおおいに暴れた。

『マジカルランプ』も平均1/208.6と若干引き弱展開であったが、この機種は大当り確率が1/190と3機種のなかで一番辛いので想定内であろう。ただ、初当りに手こずったわりに最終的な差玉が＋1785発と性能の高さを見せつけたのである。

　現状だと、一般電役は『最大払い出し4800発未満』という部分に利点を見出し、『餃子の王将』や最近の『デカビスカス』など権利物的な使われ方か、逆にスルースタートによるベース低下を大当り確率のアップに反映させた甘デジ分野参入の2パターンに限られている。

　この1990年代的な一般電役を打ちたいものである。

（文＝大森町男）