パチンコ「強烈な潜確ループ」は極限出玉!?「変則スペック」が生んだ「怪物マシン」!!
いま、歌舞伎町が違う意味で激アツらしい。浄化作戦によってすっかりかつての鳴りを潜めたアジア最大の繁華街が、全盛期を思わせる不穏な空気に包まれているという。
歌舞伎町の思い出はいくつかあるが、私が小学校の頃、父親に歌舞伎町のゲームセンターに連れて行ってもらったことがある。どういう経緯で訪れたのか完全に忘れてしまったが、「不安になる内容」を父親からさんざん吹き込まれていたので、怖い人たちに絡まれたらどうしようと相当ビビっていた。
店内にあった「トイレを勝手に使ったら使用料500円徴収」という張り紙を見て、用を足すだけで500円もブン取られるのか、さすが歌舞伎町、恐るべし。と妙に納得したものである。ロカビリーのバンドマンみたいな格好をした目つきの鋭い男性に睨まれるとゲームに興じるどころではなく、まるで楽しめなかった。
あの頃のような空気をまとった歌舞伎町には、今ハンターが溢れかえているそうだ。
吸血鬼ハンターとして有名な、小説の登場人物ヴァン・ヘルシングをモチーフにした同じ名前の映画をタイアップしたパチンコ機が2010年に藤商事から登場した。『CRヴァン・ヘルシング~ハンティングラッシュ~』である。
本機は、吸血鬼ハンターとして広く知られた「ヴァン・ヘルシング」教授を大胆な新解釈をもって劇化したユニークな映画同様に独特な世界観=ゲーム性が持ち込まれている。その特徴は、大当りフローと出玉獲得の仕方にある。
通常の図柄揃いによる大当りとは別に、役物の時計が24時を指すと発展する「ドラキュラバトル」に勝利すると連チャンモード「ハンティングラッシュ」に突入する仕組みとなっている。
「時計が24時になる」ケースは約200回転に1回の割合で発生する、いわばパチスロにおける周期抽選のようなゲーム性をもたらしていたのである。しかも、この「ドラキュラバトル」は1/3の勝率となるのでかなりアツい。
連チャンモードの「ハンティングラッシュ」はバトルメーターが0になるまで継続が確定する特殊なモードで、展開するバトル演出によって獲得する出玉の数が決定。ザコキャラ相手だと2R、ボスキャラなら14Rの振り分けとなっている。
メーターがなくなるまでにどれだけボスキャラを倒せるかが「大量出玉」獲得のカギとなるのである。