パチンコ店「クレーム対応」並みに苦戦!? 「新たな挑戦」には称賛も…

　思えば、この頃からメーカーは見る人を惹きつけるような大型筐体を続々と生産するようになり、これらがホールに設置されるようになって、島には壮観な景色が広がるようになりました。

　私としても、見た目が派手な大型筐体はとても好きなのですが、それはパチンコユーザーとしての視点の場合であり、パチンコ店員として働いていた頃は、大型筐体の存在がとてつもない苦労を生む事となったのです。

　理由は簡単…大型筐体はひたすら重いのです。当時の私はホールスタッフとして遊技台の入れ替えも行っておりましたが、大型筐体は重すぎて悲鳴を上げながらの取り付けや取り外しを行っておりました。

　特に某シリーズの入れ替えは非常に大変でした…ギミックのある扉部分を枠から切り離さないと持ちにくい上に重い為、手間と時間と力が必要で終わった後はフラフラでした。

　扉を外した状態の枠を島に取り付け、傾斜を計測した後に筐体が外れないように枠の上下にビスを打ってしっかり固定し、最後に扉を取り付けるのですが、一度だけビスを打つのを忘れて扉を付けてしまった事がありました…。

　案の定、重さに耐えられずに筐体は自分の方へ倒れ、私は顔面でそれを受けてしまったのです…。数十kgもの筐体が降ってきた際、私は大ケガを覚悟したのですが、幸い軽い打撲と大きなタンコブができる程度で事なきを得たのです。