「キングオブパチンコ」のゲーム性を受け継いだ「名作」! ホールに癒やしと彩りを与えた「一大勢力」!!
「1999年7の月、空から恐怖の大王が降ってくる。アンゴルモアの大王を復活させるために、その前後の期間、マルスは幸福の名のもとに支配に乗り出すだろう」
人類の滅亡というセンセーショナルな内容で日本中にオカルト旋風を巻き起こしたノストラダムスの大予言である。承知のようにそんなことは起きなかったのだが、このような年数を示す各種代物が実際に示された中身を達成したことはないのである。
199X年、世界は核の炎に包まれ、なかったし、2001年宇宙の旅、はできなかったのである。2000年に血の大みそかは起きなかったし、2000年にダンが冷凍睡眠から目覚めることもなかったのである。
想像する未来より人類の進歩は遅れているが、それでも現実の世界の、しかもパチンコの分野にかぎっては新しい世紀を前に終末思想を飛び越える希望の光を見つけられたかもしれない。
なぜなら、1999年は忌まわしき「確変5回リミッター」規制が撤廃され、多種多様なパチンコを生み出せる環境に変化したからである。この年にキングオブパチンコ『CR海物語』が登場したのも偶然ではないだろう。
その『CR海物語』の派生として登場したのが『CRわんわんパラダイス』である。『海物語』のゲーム性を忠実に受け継いだこのマシンは本家同様の人気を博し、長く愛されるシリーズ機としてホールに癒やしと彩りを与えたのである。
いくつかのシリーズ機が同じタイトルでリリースされたので、トータルで3代くらいしか登場していないイメージであるが、『わんわんパラダイス』→『プリティわんわん』→『大わんわんパラダイス(2005年)』→『スーパーわんわんパラダイス』→『大わんわんパラダイス(2012)』→『わんわんパラダイスIN沖縄』→『スーパーわんわんパラダイスおかわりver.』と第7弾まで続いている一大勢力となっている。
演出的な外見やスペックなどの内面は、はっきりいってほとんど『海物語』。一見すると図柄を犬に変え、演出のモチーフを陸にしただけという印象であるが、打ってみるとなぜかやっぱり違う機種であるという感覚を味わわせてくれる不思議な台でもある。
また、『海物語』よりコミカルでファンシーなイメージからか、本家よりも波が荒くないといったオカルチックな見解もファンの間では噂されるなど、ディープなファンにとって『海物語』とは完全な別物として認識されていたのである。
とにもかくにも、ヒット機種に寄せたコンセプトである「じゃないほう」マシン、「真似」台がこれほどまでに成功を収めた事例は他にないのではないだろうか。その意味においても価値のあるシリーズ機初代といえよう。
(文=大森町男)
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