パチンコ「2回ループ」と「圧巻の出玉力」で快進撃!「国民的時代劇」をパロディ化した「名作」!!
【パロディ】
既成の著名な作品または他人の文体・韻律などの特色を一見してわかるように残したまま、まったく違った内容を表現して、風刺・滑稽を感じさせるように作り変えた文学作品。または広く演劇、音楽、美術、映像などの作品にもいう。 (大辞林)
このパロディという手法は、ながらくパチンコ業界で愛用されてきた。昭和・平成初期におけるパチンコの文化のひとつと言えるかもしれない。まさに、「著名な作品の特色を一見してわかるように残したままの違う内容」で表現された機種が数多く登場したのである。
版権モノ、タイアップなどの言葉がさかんに喧伝される以前の、おおらかな時代の話ではあるが、権利的にかなり際どいようなモチーフも散見された。とはいえ、このパロディ機が大きな人気を博し、後に名機と呼ばれることもしばしばである。
平和の『CR黄門ちゃま2』。このマシンもそんな一台であろう。人気時代劇「水戸黄門」をパロディに展開した時代を象徴するデジパチである。平和としては『CR名画』の次となるメーカー二番目のCR機で、確変絵柄なら以降2回の大当りが継続する「2回ループ」タイプとなる。
大当り確率は1/394.3で確変突入率が1/3。規則で規定された確変能力を最大限に発揮した爆発力と愛嬌のある親しみやすいキャラデザインで爆発的な人気を博し、CR機の普及に大きく貢献した機械でもある。
この時代のデジパチらしく演出は簡潔簡素で、リーチ発生後に右図柄が高速回転するとスーパーリーチに発展し登場するキャラによって演出が変化する。弥七が出現すると高速回転する右図柄に風車を投げて図柄を停止させる「弥七リーチ」。一方、丸顔の冴えない男が登場すれば「八兵衛リーチ」となる。
この八兵衛リーチ、トータルの信頼度は弥七リーチより低いが、右図柄に乗りかかって再始動されるパターンなら期待度80%ほどの激アツ演出となるのである。ちなみに、本機にはリーチのかかりやすい図柄とかかりにくい図柄が存在し、テンパイ図柄によって期待度が変化するという法則めいた遊技性が組み込まれていたのである。
2回ループと圧巻の出玉力で瞬く間にホールの人気者となった水戸のご隠居はその後、『CR帰ってきた黄門ちゃま』を皮切りに続々とシリーズ機が投入され、現在までに9代目を数える一大ブランドとして平和の屋台骨を支えるようになったのである。
ちなみに、初代には『黄門ちゃま』『黄門ちゃま2』という現金機タイプが存在した。前者は大当り確率1/241のノーマル機、後者は大当り確率1/200の確変機(確変突入率1/3で次回まで継続)となっていたが、偉大すぎる兄機の影に隠れパッとせずに消えていった印象である。
これも余談であるが、平和は『CR将軍ちゃま3』というセルフパロディなのかバカ殿のパクリなのか判然としない混沌とした機種もリリースした。いかにもこの時代らしいパチンコメーカーの振る舞いである。
(文=大森町男)
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