パチンコ店員「大当り消滅」に続く衝撃のミス!? 「クビ」をも意識した苦い思い出…
パチンコ店にはトラブルがつきものです。これまでコラムで色々なトラブルをご紹介させていただきましたが、ホールでは「ほぼ毎日何かしらのトラブル」が起きております。
私が勤めていたホールで一番多かったトラブルは、断トツで玉詰まりでございます。湿気によって玉の流れが悪くなるので、特に梅雨の時期などは多くの玉詰まりを対応しておりました。
こういったトラブルは防ぎきれない不可抗力なものであり、お客様もある程度ご理解してくださっているので大したトラブルにはならないのですが…。
ホール店員の人為的なミスで起きるトラブルともなると話は別です。特に、お客様に多大なるご迷惑をお掛けしてしまう「致命的なミス」は始末書を書かされる場合もあります。
私が過去最高にやらかしたミスと言えば、以前のコラムでもご紹介した「大当りが消滅」してしまったトラブルです。
あれは忘れもしない「アナログ機」でのトラブル対応でした。盤面中央にあるクルーン役物内の特定の穴に玉が入ると大当りとなる機種で、私は大当り消化中に呼び出されました。
アタッカーへ向かう途中で玉同士が進路をふさいでブドウ状になっており、大当りが消化できない状態でお客様が困っていたのです。
「すぐに玉を取らないとアタッカーが閉まって出玉が少なくなる」と判断した私は、急いで玉を取り除いて扉を閉めたのですが…。
勢いよく閉めてしまった影響で「振動検知エラー」を誘発させてしまい、遊技台が不正な大当りと判断して「大当りが消滅」する事態となったのです。
ホール店員がお客様の大当りを消してしまうのは「一番やってはいけないミス」です。いくら土下座して謝罪を重ねたところで大当りは戻ってきません。お客様の楽しみを奪ったという事実が覆る事はないのです。