パチスロ遊技中でも出る「クセがスゴイ」!?【濱マモルの のほほんコラムVol.57~なくて七癖~】
10歳の息子には3つの癖がある。
鼻をほじる、爪を噛む、貧乏ゆすりをする。行儀の悪い子供がやりそうな癖3点セットであり、特に鼻をほじる、爪を噛むといった行為は不衛生だからヤメるようにと何度も言い聞かせているのだが、貧乏ゆすりに関してはあまり強く注意できないというのが本音。何故なら、アタシもついつい貧乏ゆすりをしてしまうからである。
パチスロで「クソハマリ」した際をはじめ、テレビを見ている際や読書の際、時には何も考えずにポケ―っとしている際などにも無意識のうちに足を小刻みに動かしており、その都度、ハッと気が付く始末。
それを目撃した嫁さんからは呆れられ、みのりんらと組む楽団「タカハシ」のギタリスト兼、作・編曲のイイジマンからは「貧乏ゆすりをすると、本当に貧乏になるからよくないよ」とたしなめられる。
自分でも意識はしているものの、先述のように無意識のうちに作動してしまうのだから困ったもの。どうにか直せないものかとあらゆる文献を読み漁った結果、昨今ではふくらはぎなどの筋肉を動かすことからむくみや冷えの解消、ストレス発散などによく、アメリカではジグリングと呼ばれて変形性膝関節症のリハビリなどにも取り入れられていることを知り、
「じゃあ無理にヤメなくてもいいか」と感じてしまったものの、やはり見た目上はよろしくない。子供の手本となるためにも、悪戦苦闘の日々なのである。
先日、祖母の一周忌があった。鎌倉のとあるお寺で供養してもらったのだが、息子は退屈になったのか、経本をアコーディオンのように広げて遊び始めたと思ったら、高速貧乏ゆすりを開始。小さな声で注意するも最後までストップすることなく、結局、息子は帰り道に嫁さんから叱られた。
正直、大人でも少々、退屈である。祖母にはめちゃくちゃ可愛がってもらっただけに故人を偲ぶ心は大いにあるのだが、ついつい時計に目が行ってしまうのも事実。それ故、「仕方がないよなぁ」と息子をフォローしたのだが、その息子から帰ってきた言葉を聞いたアタシは驚愕し、嫁さんは怒りを通り越して唖然とした。
「おとーちゃんも貧乏ゆすり、してたもんね」
アタシには貧乏ゆすりのほか、もう1つの癖がある。
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