甘デジ確変引けば「あと2回の大当り」を約束!「継続率80%オーバー」魅惑ループの「一撃」に震えろ!!
古来より、西洋では「13」は不吉な数字として忌避されている。そもそも、なぜ「13」が忌み数として扱われてきたのか、その起源についての説明がいろいろあって面白い。
例えば北欧神話において、12の神が宴を行っているところに13番目の招かれざる客が来たことで混乱が起こり、この世界における終末の日を意味する「ラグナロク」が勃発した起因となったという。
この話が元になったのか、西洋文化では「13人の食卓」は不吉とされ、夕食時のテーブルに13人で座ることは縁起が悪いとされている。そもそも「13」は素数で、1と自身以外に約数を持たないことから不和の象徴とされているのである。
他には、テンプル騎士団の処刑日が13日であったとか、アポロ13号の呪いだとか、絞首台へ向かう階段の数など、取ってつけたよう説も多く蔓延っている。まったく関係ない話だが高野和明の「13階段」はめちゃめちゃ面白いぞ。
さて、嫌われものの「13」は、同じく、イヴがアダムにリンゴを与え楽園から追放された日で、そのアダムとイヴが死んだ日で、キリストが十字架に張り付けられた日として忌み嫌われている「金曜日」が合体して、スーパーアンラッキーデー“13日の金曜日”が生まれるのである。
ただ、パチンコの『13日の金曜日』はまったく不吉ではない。それどころか、2回ループが生み出す実質継続率約82%の爆発力で多くの出玉というパチンカーの幸せを運んでくれる使者なのである。
近年、2回ループシステムが復活し、同システムを搭載したマシンが何度か登場したので、若い世代の打ち手でも仕組みについては理解が進んでいると思うが、一応おさらいしておこう。
2回ループとは、確変大当りに当選すると、以後2回の大当りが約束されるのである。そして、その2回の大当りのうち、どちらかでも再び確変を引き当てるとそこからさらに2回の大当りへとループしていく、強力な確変システムなのである。
演出としては、ジェイソンとギャルがやるかやられるかの死闘を繰り広げる内容で、ギャルがバトルに勝利すると大当り+2回。一方、2回連続で敗北するとモード終了となる。
大当りラウンドは確変でも通常でも8ラウンドの固定式。1回の出玉は約400個と甘デジでも少々少なめだが、初当り確変なら初回+あと2回と最低ラインで約1200個の出玉が約束されるうえに、高いループ率でさらなる上乗せを期待できるのである。
また、確変終了後は20回転の時短に突入するので、引き戻しによる付加的連チャンにも期待できる。時短引き戻し率は約18.2%となかなか侮れない数値となっている。
このような魅惑のシステムが大当り確率1/99.9という甘デジ帯で手軽に遊べるのだから嬉しいかぎりである。ジェイソンパチンコや2回ループ機に興味はあっても、ミドルはちょっと手が出ないと感じていたファンにうってつけのマシンとなっているのである。
(文=大森町男)