甘デジ「継続約90％」の超強力な連チャン能力！「夢をみれる」甘い「モンスター」を見逃すな!!

　2020年8月31日をもって豊島園が閉園となった。東京近郊に住む者にとってなじみ深いこの遊園地がよもやなくなってしまうとは、感慨もひとしおである。おやまゆうえんち、多摩テック、阪神パークにびわ湖タワー、思い出の地が消えていくのは寂しいものである。

　こうした、遊園地やテーマパークといえば「◯◯ランド」のような名称が多く使われていて、まっさきに思いつくのは東京にはない東京のねずみの一族であるが、パチンコホールにも多くの夢のランドが存在するのである。

　そのひとつが『Pおばけらんど怪 甘デジ』で、本機は大当り確率が1/99.9という遊びやすい確率ながら連チャンモードとなるSTの継続率が約90％にもおよぶ夢のあるスペックとなっている。

　この破格のループ率を実現すべく採用した方式が突入率を低く抑えたV-STシステムである。ヘソ抽選時、いわゆる通常モード中は大当りの30％しか確変に突入しないようになっている。その分、右打ち中なら大当りすれば必ず確変に入り、55回転のSTモードに突入するといった流れである。

　ただ、確変突入のチャンスは確変直撃だけでなく、初当りの70％で振り分けられる通常大当りでも、大当り消化後に付与された25回転の時短モードで引き戻せば確変突入。時短中の大当り期待度は約22.2％で、実質的な初当りでの確変突入率は約45.4％とそれほど低く設定されていない。

　若干5割に届かないくらいの突入率で約89.6％ループのSTに入るのだから、充分にやれる台と認識されるのではないだろうか。右打ち中の大当りは3ラウンドがメインになるとはいえ、平均連チャン約9.61回で一撃平均2000発オーバーのスペックは非常に魅力的である。

　このパワフルな連チャン性能によって20連や30連の大連チャンを絡めた終日100回大当りも射程圏内となるのである。

　このように過激な破壊力を有した本機ではあるが、演出面はコミカルでわかりやすいものとなっている。年配の方に好まれそうなデジタルアクションといえばイメージが湧くだろうか。

　そういったターゲット層を意識していることの証左が「オカルト演出」で「鍵穴を押さえてください」といった伝統のオカルト行為を促す指示が画面に出現すれば超激アツ！　「気を送ってください」「目を閉じて祈りなさい」以外の内容なら大当り濃厚となるのである。

　もうひとつ、大当りに影響する注目の演出が「おまつ」である。保留変化や予告、リーチに、おまつが出現すれば大当りへの期待度が急上昇となる。この法則はST中でも適応され、おまつが変動をまたいで接近してくるチャンス演出などが存在。本機における最重要キャラとなっているのである。

「そんな台、知らんど」と言わずにぜひ一度お試しあれ。

（文＝大森町男）