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パチンコ店「営業中止」も覚悟した「超極悪ミス」!? 楽しい「新装開店」が一瞬にして…

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 勤め先のホールは1島40台。私は『海物語』の島を全て取り外し、空いたスペースにバラエティ機種を取り付けるという作業を行っておりました。

 幸い『海物語』は他の機種と比べて重量は軽く、取り外し自体はスムーズに行うことができたのです。ただ、問題は取り付け作業でした。

 バラエティ機種は一台一台異なる規格の遊技台で、取り付け方も様々。島との相性が悪く上手く設置できない台が数多く存在し、非常に時間が掛かりました。

 2時間を超える死闘の末、私はようやく1島の入替を終える事ができたのです。この時点ですでにヘトヘト。「時間かかりすぎだ」と上司から怒られたのですが、もはや弁明する力もありませんでした。

 その後は別島の入替に合流して、ひたすら遊技台を取り付ける作業を行っておりました。他のスタッフの頑張りのおかげで順調に進み、ほとんどの工程が終了。「もうすぐ終わる」という希望に満ち溢れていたのですが…。

 そこからが私にとって「地獄の始まり」でした。

 あとは工具や床に散乱した玉を片付けるだけという状況。きりがいいので皆で休憩していたのですが、その際に「バツン!!」という大きな音がホールに鳴り響いたのです。

「なんか嫌な音がしたな」とざわめくスタッフ達。我々は音の原因を突き止めに向かいました。すると、先に現地へと向かっていた上司が怒りをあらわにして「この島の入替をしたのは誰だ!!」と叫んだのです。

 上司の元へ向かってみると、そこは私が担当したバラエティ島でした。玉を循環させる還元機の前で立ち尽くす上司。その目線を辿ってみると、なんと還元機のベルトが完全に切れているではありませんか。

 ピンとこないかもしれませんが、還元機は台から打ち出されてアウトに流れた玉を島上部へ運び、補給玉として循環させる重要な機材です。そのベルトが切れたという事は、島としての機能を失ったということ。原因が私にあることは一目瞭然でした。

 どうやら、入替の際に島の中へ長ネジを落としてしまい、それが還元機へ干渉してベルトが切れてしまったようです。私は「すみません…自分の責任です」と上司へ報告しました。

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