パチンコ「CR機」デビュー当時は大苦戦!?【CR機の歴史~1992年編~】
「6段階設定」などの大掛かりな施行により、パチンコは2018年2月の検定試験後から頭文字が「CR」から「P」へと変更。これにより、長きに渡ったCR機の時代は終焉を迎えた。
1986年にセントラル通商が発表した「エクストラシステム」に端を発したといわれるCR機。行政の肝いりで始まったこのCR機の初導入は、1992年のことだった。
同年8月、京楽、西陣、SANKYO、ニューギン、三洋、竹屋と一挙6メーカーがCR機を発売。「大当りの確率変動」と「3段階設定」を大きな特徴に、ホールの注目を集めた。
京楽初のCR機は『CRフラワーショップ』で、当時、同社が多用した液晶ドットで「3」or「7」図柄が揃えば確変突入。ロングリーチは大当りor1コマ手前で停止することから表示上の信頼度は2分の1で、連続回転中には左出目での法則もあった。また、同年には坊主や殿様など和風な図柄が印象的な『CRジャパネスク』も発売した。
西陣初のCR機は『CRうちどめくん』で、玉型の蛍光盤表示を使用。確変突入率は15分の4で、突入後は大当り確率が3.4倍まで跳ね上がる。
イルミネーションドラムを搭載したSANKYO初のCR機『CRフィーバーウィンダム』は、縦・横・斜めの図柄停止で大当り。中央当りは確変で、その確変突入率は5分の1だ。
ニューギン初のCR機は『CRエキサイトロイヤル』で、「3」「7」「王冠」図柄停止で大当り確率が10倍までアップ。確変突入率は5分の1で、通常時から電チューによる回転アシスト機能がある。
三洋初のCR機『ミラージュナイト』は、現金機『ミラージュ』の表示を使用。電チューはないものの、ヘソ両サイドもスタートチャッカーの役割を担う。
竹屋初のCR機『CRノーザ』は、「3」「5」「7」「F」図柄停止で確変突入。変則オールマイティ図柄が採用されている点も特筆要素のひとつだ。
その後は、平和が『CR SIGMA』や『CRミリオン』、マルホンが『CRワンダフル』、大一が『CRエルドラド』をリリース。『CR SIGMA』に関しては初期期の中で唯一、設定が存在しないマシンである。
これらは全て、確変は次回まで継続。鳴り物入りで始まったCR機であったが、導入コストに反して市場を席巻していた現金機の連チャンデジパチほどの出玉力はなく、予想外に苦戦を強いられることとなった。
この状況を鑑みて、CR機はすぐさまテコ入れが行われた。新内規の施行が功を奏して徐々に人気を集めたが、それについては、またの機会に触れるとしよう。
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