パチンコ「反則」か否か…「止め打ち」に関する話題へ様々な意見

 とある業界広報誌の記事が、業界関係者及びファンたちの間で注目を集めている。

 その記事によると、某パチンコ遊技機で止め打ち攻略をする者がおり、あちこちのエリアで遊技を繰り返しているとのこと。止め打ち攻略の詳細は不明ながらも、現金を投入した後、すぐには遊技を開始せずにスマートフォンを操作、画面を確認すると左手にスマートフォンを持ったまま何らかのタイミングに合わせて遊技を開始していたという。

 止め打ち攻略はハンドルのストップボタンを右手の親指で操作してタイミングを調整しているものの、一般の遊技者との区別は難しいとのこと。それ故、ホールコンピューターのアラート機能や防犯カメラの録画映像確認を促している。

 当然の如く、故意に大当りを発生させる「ゴト行為」は違法である。発覚した場合は即座に強制退店、場合によっては逮捕となるわけだが、この止め打ちに関してはどうなのであろうか。

 某有名パチンコライターは、記事内で打ち手を「輩」と表記した点に対してSNS上で反応すると共に、「断じてゴトとは違う」と発言。この止め打ちに関しては「やれるヤツが素直にすごい」とも続けた。

 ただ、記事内にもあるように、スマートフォンを体感機代わりに使用しているとなれば、「これはゴトと言われても仕方がない」とも言及。体感機使用で有罪判決が下された事例もあげた。

 また、他のパチプロもSNS上で「当てる攻略法ではないので、迷惑客と言われるのは困る」とコメントした。

 一般財団法人パチンコチェーンストア協会の遊技約款には、第5条の禁止行為として、ぱちんこ遊技機において頻繁に遊技球の発射を止める行為、回胴式遊技機においてストップボタンを定められた順番以外で押す行為などは「変則打ち」として禁止されている。

 加えて、各パチンコホールによるハウスルールもあり、過度な止め打ちは禁止とするのが大多数である。

 無論、先のパチンコライターらもそれは熟知の上であり、問題は勝つべく試行錯誤する客を一括りに「ゴト」と表現した点。今回の行為に関しても線引きは難しいが、攻略かゴトかの論争は今後も続くことになるであろうし、ファンとしても気を付けたいところである。

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