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甘デジ「ヘソでも50%16R」の激熱スペック! コミカルなパロディ演出も魅力の傑作!!

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「ヘソでも50%16R」の激熱スペック『CR特命係長 只野仁N‐KE 99ver.』

 創作において主人公の二面性を描くことは定番とも言える。パチンコでおなじみの「必殺仕事人」も、昼行灯と呼ばれる無気力な公務員(江戸幕府の下級役人)が夜になると裏稼業で仇討ちをする中村主水は表と裏の顔を持つ。

 そんな二面性のギャップを題材にした人気ドラマ「特命係長 只野仁」もまたパチンコ化され人気を博したマシンである。2008年に登場すると7年の期間を経て第2弾がリリース。原作に忠実に丁寧な作り込みと安定感のあるスペックで多くのファンを獲得した。

 そんな人気作のパチンコ機として登場したのが『CR特命係長 只野仁』。スペックは大当り確率が1/390となるMAX、1/269.6のミドル、1/99の甘デジと3タイプが用意されていた。

 そのなかでも、甘デジ『CR特命係長 只野仁N‐KE 99ver.』は長くファンから支持されるものであった印象だ。

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 本機は確変突入率100%のSTタイプ。60回転の限定確変は継続率が約50%と連チャン性には乏しいものの、ヘソでも電チューでも大当りの50%が最大出玉となる16ラウンドのボリューム感が特徴となる。

 16ラウンドには通常のものとランクアップボーナスの2種類が存在。前者はスライド式の下アタッカー、後者は只野仁の腕が開放するハネ式の上アタッカーで消化。ともに8個賞球の9カウントで1000発を超える払い出しを獲得できる。

 また、ヘソ抽選時には突確が含まれているが右打ち中は排除されているので、大当りすれば必ず出玉が得られるようになっている。ただヘソ抽選時もその割合は10%と低く、しっかりした出玉感が本機最大の武器であることに間違いはない。

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 一方の演出面は、ドラマの1~4シーズン全39話とスペシャル5弾分を網羅し、その魅力を余すところなく堪能できるほか、新規の撮り下ろし映像も用意され、「フンフンフン」とさらなるパワーアップが施されている。

 荒唐無稽でコメディ要素が強いという特性もあってか、某タイトルのキセル予告を彷彿とさせる演出や、中空に仲間が浮かび上がる「とも?演出」、月をバックにほうきを手にした只野の上司(田山涼成)が出現する「課長背景演出」などパロディ演出が多く組み込まれている。しかもどれも高信頼度だ。

 リーチはアニメ系と実写系に分かれるが、実写ストーリーリーチが大当りのメイン。「5分割」や「巻き戻し」の信頼度アップ演出が絡めばさらに激アツとなる。

 STは回転数によって区切られた3つの演出で展開。1~20回転は「スマッシュゾーン」で、先読みが中心となるシンプルかつスピーディーなパート。21~50回転は「ミッションゾーン」となりドラマを再現した映像を楽しめる。

 最後の10回転は「デンジャーゾーン」となり、ST終了の緊迫したムードで繰り広げられる。ボタン演出が中心となり、成功すれば役物作動で大当りを迎える。残り回転数表示の変化などチャンスアップ演出に注目しよう。

 ドラマの世界観を凝縮した多彩な演出とパワフルな出玉感を楽しめる『CR特命係長 只野仁』はただのパチンコではない。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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