パチンコ「185連・一撃9万発」など多くの爆裂機をリリース…遊び心が際立つ実力メーカーの軌跡を辿る
2000年代初頭、シーンに決定的な影響を与えた『CR花の慶次~雲のかなたに~』の大ブレイクによって存在感を増したニューギン。
最近では『Pベルセルク無双』『Pあぶない刑事』や、185連一撃9万発を2時間で吐き出す『Pデビルマン~疾風迅雷~』といった出玉力の強大なマシンを量産。腕利きの爆裂機ヒットメーカーのイメージを確立しつつある。
ただ、メーカーとしてこれまでデジパチはもちろん、羽根物、権利物、一発台、一般電役などどのカテゴリーでもしっかりとした実績を残す手堅い中堅といったポジションで立ち回ってきている。
そして、特に特徴的なのは爆裂機とは正反対の断続的に「普通機」をリリースしているところである。普通機とは一般的に「チューリップ台」と呼ばれ、その名のとおりデジタルの抽選によらず非電動の役物・チューリップの連動によって出玉を獲得するパチンコである。
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台の状態によっては1000円で2時間でも3時間でも遊べるような打ち手にやさしいスペックも多かった印象。時代の流れとともに廃れていった同ジャンルだが、規則改正となった2004年以降も定期的に新台をリリースするような傾向が見て取れた。
まずは『チューリップ8』。チューリップが8個なら賞球もオール8個戻しという「8」にこだわった機種。盤面中央には二段構造の役物が搭載され、その下部の入賞口に入るとチューリップが開いていくのである。
その際には「りんごの唄」や「東京ブギウギ」「お祭りマンボ」など昭和歌謡の名曲がランダムで流れ出すという機能が搭載され、よりノスタルジックな気分に浸れるようになっている。
次は『おさかなちゅー』という海をモチーフにした機種。とはいえ海の雰囲気はセル画でのみ味わえるもので、ゲーム性は普通のチューリップ台である。『チューリップ8』と同じような突起のついた回転体の役物が搭載され、多彩な動きで入賞口を狙う。
この台は『CRAおさかなちゅー』『CRAおさかなちゅーX』『Aおさかなちゅー』『AおさかなちゅーX』と4つも兄弟機が登場。ちなみに、この年のニューギンの機種をみると『ガッツ石松の最驚伝説』『嘉門達夫のたのしい昔話』『泉谷しげるの「座頭市物語」』と個性あふれるラインナップになっていた。
さらにこの年はもう1機種『トーテムポール』という普通機をリリースしているのである。遊びにまじめすぎるぞニューギン。
『トーテムポール』の特徴は「ビッグ」「ミドル」「スモール1」「スモール2」という4つの出玉の異なる連動パターンを搭載しており、一般的な普通機とは異なる「出玉の波」を作り出せるマシンとなっているのである。このあたりは出玉に対するこだわりの片鱗か。
このような「遊びやすさ」と出玉のバランスでいえば、来年2月に登場予定の新台『PAガールフレンド(仮)』にも表れている。大当り確率が1/99.9の甘デジながら70回転の電サポモードに突入すれば継続率が約72%で右打ち中の半分が10ラウンド約900発の出玉となる。
連チャンモードへは初当りの99%で移行する70回転の時短で引き戻す必要がある時短突破型のV-STとなるが、低確率状態を299回転消化すると379回の電サポモードが発動する遊タイムも搭載。まさに遊びやすさと出玉のバランスが絶妙な一台となっている。
(文=大森町男)
<著者プロフィール>
羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。
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