パチンコ店から生まれた激熱スポーツ…「島上の格闘技」を体験してみた!!
今やeスポーツというものが存在して社会に認知されている時代ですが、パチンコ界隈にもこれに似たモノが存在していることをご存じでしょうか?
それが【iスポーツ】というもので、サブタイトルなる文言が〈島上の格闘技〉とされています。格闘技というのですから、eスポーツと同じで対決するものです。
今回はこのiスポーツとは何なのかをリポートを、かつ色々とiスポーツ自体を体感してきたところもありましたので、皆さんにリポートいたします。
iスポーツとは何なのかというところからです。
iとはインストールの頭文字、もしくは日本語の入替の「い」の頭文字から取られているようです。
2020年に一般社団法人日本iスポーツ機構が設立されましたが、私はiスポーツという文言から「パチンコとどんなかかわりがあるものか」が全く理解できませんでした。
その後、iスポーツが簡単に言って遊技機の入替作業をスポーツ化したものであり、遊技機を取って外して速さと正確さを競い合うことを理解したのです。
初めは「これはいい意味で、これはまた変わった事がパチンコ界隈に登場したなぁ」と苦笑していましたが、徐々に「これは参加してみよう」というように興味が湧いてきたのです。
■実際のiスポーツを体験するためには?
このiスポーツに参加するためには、『iスポーツ健康アドバイザー』というライセンス資格を保持していないといけない様子。このiスポーツのサイトから簡単な設問に合格するとライセンスが得られます。
ちなみに検定料は1,000円。ある一定期間には検定料が無料だったこともありました(このiスポーツを認知させることが目的だったのかどうかは不明ですが)。ちなみに設問は、パチンコ店で入替作業をやったことのある皆さんならば難しくはない問題ばかりでした。
ライセンスが取得できれば、その競技者を『プロゲンナー』と呼ばれ、それぞれ登録したプロゲンナー名を使用することができます。実際のiスポーツを体験できます。
とはいえ、どこで体験できるのか? 現状iスポーツは東京板橋のP-SPACEという会場ぐらいしか体験できないと思います。いわゆる競技島などの専用ツールが用意できているのです。
後で記しますが、第1回大会もこちらの会場で開催されました。この会場は別名「iスポーツジム」と呼ばれ、iスポーツの一連の流れを確認することができます。
ジムという位置づけですが、ダンベルとかは存在していません。実際に協議で使われるパチンコ台を使って、速く正確に取り付けできる練習施設です。もちろんトレーナーと呼ばれる人もこの会場にいますので、「自分はどこが苦手で、どうすればさらに時間を縮めることができるのか」などを教えてもらえます。
iスポーツの基本的なルールを紹介します。
〇〇〇
■1対1のタイムトライアル
■開始位置からタイマーボタンを押して競技開始
■パチンコ機を島から取り外し、所定場所に持っていく
■パチンコ機を所定場所で台枠から取り外す
■台枠を丸釘と玄翁(ハンマー)を使い、下げ振り(重り)で傾斜を測り、島に固定する
■台枠を固定し、パチンコ機を設置し、電源を入れて閉める
■所定位置に戻り、タイムボタンを押して終了
〇〇〇
以上が一連の流れとなります。現在の入替作業ではインパクトドライバーや傾斜機を使っていますが、ひと昔前の入替作業と全く同じ方法で速さと正確さを競うものみたいです。
速く正確に取り付けできても、上記ルール以外にも実際はスポーツとして細かいルールが数多く存在。傾斜精度が0.1度ずれていれば5秒加算し、また各々のペナルティーがあれば1項目辺り5秒加算することになっています。
入替作業も一通り経験している私ですが、実際速く正確に取り付けることができていないのです。なぜでしょうか? やったことのある皆さんならば理解していただけると思いますが、最近のパチンコ機は非常に重く、デコレーションも多数装飾されているところから持ちにくいのです。
1㎏1万円なんて揶揄されることもあるみたいですが、紛れもない事実なのです。実際には撤去台を取り外して、傾斜機を使って指定番台に新台や移動台を取り付けます。
今回はスポーツとはいえ、当然いい加減にはできないものです。この会場で一連の流れを理解してタイムを計測して大会ルールに則って何回も体験してみましたが…。
何回やっても3分や4分掛かってしまいました。しかも一部ペナルティーもあり、大変お恥ずかしい話ですが、加算も多数ありました。それもこの会場に何回も通いまして、何回もチャレンジしましたが、中々タイムを縮めることができなかったのです。一応私もプロゲンナーなわけですが、名前負けしてしまっているのかもしれないですね!
これもまた後に第1回目iスポーツ大会をリポートする予定ですが、要領よくこのiスポーツをできるプロゲンナーのタイムは、平均して2分を切るか切らないかで刻んできます。
私のタイム半分ですね~。しかも加算タイムが、あるかないかのレベルです。上手いプロゲンナーの動作を観て私もその要領をよいところを盗んでいるつもりなのですが、どうにもこうにも私のタイムは縮まることがナンセンスばかりでした。
今回はここまでとしますが、この入替作業をスポーツ化するとは、私もパチンコ店に勤務して入替作業を携わっていたのに全く想像もつかなかったですし、発想も出てこなかったです。
ホールに勤務したことがないパチンコパチスロユーザーの皆さんは、普通に台を移動させるだけでもかなり苦労するかと思います。パチンコ店の店員さんたちが、とある日の閉店後に何時間も掛かってしている作業。それをスポーツ化しているのです。
このiスポーツについてまだまだ書き足りないことがありますので、次回以降に続きをリポートしたいと思います。第1回目の大会のこととか、今後のiスポーツについてとか、まだまだございますので!
(文=四本コーヒー店.)
<筆者プロフィール>
パチンコ好きが高じて異業種から転職し、長年パチンコ店の一般正社員としてホール現場を見てきた。単にパチンコを打つだけでなく、新規グランドオープンなどの市場調査やレトロ台探訪、のめり込み防止のための依存症考察など様々な遊技関連を日夜追っかけている変態パチンカー。そのため、大御所ライターや遊技機メーカーや周辺機器の幹部、他ホール法人の幹部などとの交流がある。ちなみに「四本」の読み仮名は(よんほん)ではなく(よつもと)である。
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